2022.07.13

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伝統と独創で和風を極めるカシオの魅力は「粋」!

カシオ MTGB3000

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伝統をおろそかにせず、独創性にもこだわった演出は、スポーティなデザインをいっそう引き立て、2022年の大きなトレンドになること間違いなし! 時計ジャーナリスト菅原茂氏とENGINE編集部の時計担当前田清輝が、カシオの魅力を紹介する。

先進的な時計を引き立てる日本的な色彩感覚

タフな構造と多機能に加え、ユニークな造形美を愛する熱烈なファンが日本のみならず海外にも多いカシオ。そんなカシオの魅力はまた、ワザありの独創的な色使いにも発見できる。極めて複雑な造形ながら新たな薄型構造によって、スマートなルックと快適な装着感を手に入れた「MTG-B3000」は、ブラックに映えてデザインを引き立てる鮮やかなレッドのアクセントが印象的だ。伝統的な阿波藍を用いてダイアルからストラップ、パッケージに至るまで和風の青を追求した「オシアナス OCW-T4000ALE」のアプローチもまた新鮮だ。


MTGB3000
最大の特徴は、新開発によるG-SHOCKのソーラークロノグラフでは最薄のモジュールと、新しい耐衝撃構造の外装によって、従来の「MTG-B1000」より2mmも薄い12.1mmを実現したこと。装着感の向上とともに、標準電波受信、ワールドタイム、スマートフォンリンクなどの多彩な実用機能も魅力的だ。タフソーラー、クオーツ。樹脂、ケースサイズ51.9mm×50.9mm。20気圧防水。13万7500円。5月発売予定。


裏蓋がケース側面まで覆う新しい構造は耐衝撃性を確保するだけでなく、全体の薄型化にも貢献。


オシアナス OCW-T4000ALE
日本の伝統色「藍」の中でも稀少な天然の「阿波藍」を採用。絞り染めをイメージしたダイアルの下地は藍染料で着色され、藍染めのレザーストラップも時計の美しさを強調。標準電波受信、ワールドタイム、スマートフォンリンクなど多機能。タフソーラー、クオーツ。チタン、ケース直径42.8mm、10気圧防水。14万8500円。5月発売予定。

菅原 現代的な時計に日本の伝統工芸を採り入れてオリジナリティを追求する手法は、これまでも金属を鎚で打ち出して独特の模様を作る「鎚起」や、芸術的なガラス細工の「江戸切子」などが有名だが、今回のオシアナスではブルーの彩りに天然の「阿波藍」なるものをフィーチャー。日本人の琴線に触れる清々しい青がまさに「粋」だね!

前田 機械式時計とは異なるアプローチで、時計の存在感を高めるカシオは新たな構造や素材の採用に意欲的だ。薄さと耐衝撃性を追求した独創的なケース構造やムーブメントの改良を加えた「MTG-B3000」はまさにその象徴とも言えるだろう。それでいて着け心地の良さや取り外しやすいストラップなど、実用性も◎なあたりはさすがと言えよう。

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年6月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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