2023.01.28

CARS

トヨタの商用車プロボックスがVWゴルフやディフェンダーに大変身!?

スポーツカーのようにクルマ好きに訴求することを主眼に置いていない商用車を趣味のクルマに変貌させてしまうのはカスタマイズのおもしろさのひとつだ。以前お伝えしたハイエースやハイゼット・トラックもその一例だが、それ以外にも「東京オートサロン2023」に気になる商用車のカスタマイズが展示されていた。

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カローラ・バンが始祖

そのクルマはトヨタ・プロボックス、サクシード。カローラ・バンとカルディナ・バンの後継車として2002年に発売された乗用車スタイルのライトバンである。

T-フェンダー

大衆車のベンチマークがモチーフ!?

1台目は、ランドクルーザーとハイエースのスペシャリストとして知られる「フレックス」が展開する「リノカ」の「ユーロボックス」。リノカはクルマのリノベーションを提唱するフレックスのブランド。60系風に顔面スワップした100系のトヨタ・ランドクルーザーや、シェビーをイメージしたハイエースなども展示していたが、このサクシード・バンのカスタム・カーもなかなかの存在感を示していた。

80年代のメルセデスに見られたプエブロベージュで塗装されたこのユーロボックスは丸目2灯式のヘッドライトに横桟グリルやウインカー埋め込みバンパーなどを装着している。その顔つきはまるで2代目フォルクスワーゲン・ゴルフ、いわゆる「ゴルフII」と呼ばれるヤツだ。ちょっとクラシックな外観が親しみやすさを感じさせてくれる。

ユーロボックス

世界屈指のSUVにモディファイ

もう1台は、大阪の「ESB」が「CLS」ブランドで製作した「T-フェンダー」。プロボックスがベースにランドローバー・ディフェンダー風にモディファイしたモデル。「トヨタ車のディフェンダー」がネーミングの由来だ。

エクステリアは前後バンパーを変更し、ヘッドライト・カバーとテールライト・カバーを装着しているだけだが、かなりのイメージチェンジが履かれている。展示車はさらに40mmのリフトアップを施し、オフローダー的な雰囲気を高めている。

使い勝手ばかりでなく、じつは走りにも定評がある商用バンのプロボックスとサクシード。安価なベース車をカスタムして日常使いやレジャーのツールに活用するのは、なかなか賢いクルマの楽しみ方ではないだろうか。

T-フェンダー

文=関 耕一郎 写真=宮門秀行

(ENGINE WEBオリジナル)

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