2023.02.17

CARS

ハイブリッド無しで強敵に挑む 発売9年目で大胆に生まれ変わった新型マツダ2が登場

マツダがトヨタ・ヤリス、アクア、日産ノート、ホンダ・フィットの対抗馬となるBセグメント・ハッチバック「マツダ2」の大幅改良モデルを発表した。外観に大きく手を加えるとともに、新規のグレードの追加やカスタマイズ・メニューの新設定などを行っている。

すべては若者のため

若者の需要を喚起したいというのが主目的に掲げられた今回の改良。エクステリアは前後バンパーのデザインを変更するだけでなく、グリル・レス風の新しい意匠のフロント・グリルを採用。また、エアストリームブルーメタリックやエアログレーメタリックといった最近流行りの明るめの色味の新色をボディ・カラーに設定するとともに、ルーフにはボディ同色のほかに白と黒の2トーンを用意した。この2トーン・ルーフには従来の塗装に比べ二酸化炭素の排出量と消費エネルギーの大幅に削減できるフィルム貼付式を採用している。。



環境に配慮しつつ、質感を向上

インテリアは素材やカラーリングを見直すことでイメージチェンジ。また、ダッシュボードの化粧パネルに無塗装の植物由来原料を採り入れた。これにより石油資源使用量や二酸化炭素排出量、揮発性有機化合物の削減を実現だけでなく、質感の向上も図っている。



推しはBD

ラインナップは新たに「BD」と「スポーツ」、「サンリットシトラス」を設定。「Blank・Deck」の頭文字から命名されたBDは若者を意識したグレードで、色の2トーン・ホイールキャップや3色のインパネ・デコレーション・パネル、3色のルーフとドア・ミラーを用意し、11色の外板色と合わせて198通りのカラーコーディネートが楽しめるようにした。



スポーティ&ラグジュアリー系も用意

スポーツはスポーティ色を強めたモデルで、16インチ・アルミホイールとメッシュ・タイプのフロント・グリル、赤ライン入りの黒基調シートが専用装備され、競技車両ベースとなる「15MB」以外では唯一MT車を設定する。また、サンリットシトラスはパワー・シートやステアリング・ヒーターを標準装備するラグジュアリー・グレードとなる。このほかに、エントリー・グレードの「15C」とそのディーゼル版となる「XD」、15MBを従来モデルから継続している。

エンジンはガソリンとディーゼル・ターボの2種類の1.5リッター直4で、前輪駆動(FF)と4WDを設定。ただし、15MBはガソリンのFFのみ、サンリットシトラスはガソリンのみの設定となる。

価格は152.9万〜254.1万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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