2023.02.26

CARS

キャンプ好きに朗報 新型ルノー・カングーは荷室容量が100リッター以上増え、荷室長10cm長くなった

3月2日の販売開始に向け、情報を公開したルノー・カングーの新型。カングーが属するジャンルはフランスで、ラテン語で「遊び」を意味する「ルドス」と、「空間」を示すフランス語の「エスパス」を組み合わせ「ルドスパス」と呼ばれる。新型モデルはその「遊びの空間」のコンセプトを維持しつつ、広さや使い勝手の進化が図られている。

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2列5人乗りを踏襲

キャビンは初代、2代目同様、2列5人乗りレイアウトを採用。フロント・シートは大型化し、サポート性もアップした。リア・シートの表皮は大人3名が無理なく座れる3座が独立した形状で、背もたれのみが助手席側「6」:運転席側「4」の2分割可倒式となる。防音材はダッシュボードに3層構造のものを採用したほか、エンジンルームや前後サイドドアにも追加。さらにウインドウ・ガラスの厚みを増したこともあり、静粛性が高まっている。



質感も良くなった

ステアリング・ホイールは本革巻で、マットクローム加飾を施し、スポーク上に運転支援システムやメーター表示切り替えなどのスイッチを配した。ダッシュボードは水平基調となり、ブラッシュアルミ調とダークグレー塗装のパネル、クロームパーツで質感を高めている。

ダッシュボードのセンターには8インチのディスプレイを装備。USB-A経由でスマートフォンをミラーリングできるほか、後退時にはバックカメラの映像が表示できる。メーターは上級グレードの「インテンス」と「クレアティフ」の両グレードが7インチのデジタル表示、エントリー・モデルで受注生産の「ゼン」は4.2インチ画面が付いたアナログ式だ。



収納スペースもたっぷり

歴代モデル同様、収納スペースには工夫が凝らされており、オーバーヘッド・コンソールやメーターパネル上が開閉するインストゥルメントパネル・アッパーボックスを採用。前席の背後には後席用のテーブルも備わる。

荷室は全長が210mm長くなった恩恵を受けてフロア長が拡大。通常時で先代より100mm長い1020mm、後席を倒したフォールド時が80mm長い1880mmになった。荷室幅は1190mm、高さは1111mmで、床面の地上高は594mmと低く抑えられている。形状はほぼスクエアだ。荷室容量は5名乗車の通常時で775リッター、後席を倒した最大値で2800リッター。先代よりも115〜132リッター拡大している。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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