2023.04.01

CARS

サーキットも走れる性能の持ち主! 次世代レクサスの中心モデル、新型SUVのRXシリーズにイッキ乗り!

RX450h+ version L

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前号では、最上級グレードの500hにのみチョイ乗りした新型RX。今回はその500hも含めて、450h+、350の3モデルに。富士スピードウェイ周辺の公道で試乗。その印象はどうだったか? エンジン編集長のムラカミがリポートする。

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サーキットも走れるSUV !?

袖ヶ浦のサーキットで初めて乗った新型RX500hには本当にビックリした。ポルシェ・カイエンやマカンじゃあるまいし、ラグジュアリー志向の強いレクサスの高級SUVが、涼しい顔でサーキット走行をこなすダイナミック性能を備えていたのだから。ひとつには、その前のNXで始まったネクスト・チャプターのクルマづくりの基本方針に従って、徹底的に体幹を鍛えてきたこと。すなわち、ボディやシャシーの剛性が明らかに大幅にアップしたこと。そして、もうひとつは、この500hで新たに導入されたフロントに直4ターボ+ワンモーターのパラレルハイブリッド、リアに強力なモーターのeアクスルを使ったダイレクト4という積極的な走りを志向するシステムが、新型RXをサーキットも走れるSUVに押し上げたのだと知って、感慨深いものがあった。



さて、それでは公道で乗るとどうなのか、興味津々、富士スピードウェイ内のレクサス・カレッジを基地とする試乗会に赴いた。今回は500hだけではなく、450h+と350も用意されていて、順番に乗ることができたので、それぞれの性格の違いが良く分かって面白かった。

最初に乗ったのは袖ヶ浦と同じ500hのFスポーツ・パフォーマンス。これは公道で乗ると、少しトゥー・マッチかなと思えるくらいにスポーティな仕立てになっていた。足回りも固めだし、パワートレインも、スポーツ・モードにしてアクセレレーターを強めに踏むと、かなり積極的にリアのモーターを駆動させて後ろから押してくる感じが伝わってくる。そりゃ、サーキットをあんなに楽しく走れてしまうのだから、当然といえば当然なのだろう。コーナリング時にも、走り方に合わせて実に巧みに前後のトルク配分をコントロールしている感じが伝わってきた。ダイナミックな走り重視で選ぶなら、間違いなくこれが最適に違いない。けれど、ファミリー・ユースも考えた時にはどうだろう。



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