2023.03.08

CARS

メルセデス・ベンツらしい実直な作りが魅力のBクラスがマイナーチェンジで進化

メルセデス・ベンツがAクラスの改良と同時に、同じ前輪駆動用プラットフォームを用いるBクラスのマイナーチェンジ・モデルを発表。日本での販売を開始した。

バンパーやライト類を変更

エクステリアでは前後バンパーやリア・ディフューザー、ヘッドライトやテールライトを新しいデザインへと刷新。ヘッドライトにはアダプティブ・ハイビーム・アシストを標準装備にした。また、スポーティな仕立てのAMGライン仕様はマットクロームのスリーポインテッドスターを散りばめた新形状のフロント・グリルを採用している。

ホイールは標準仕様が17インチ、AMGラインが18インチで、いずれも5ツインスポーク・デザインとなる。ボディ・カラーにはAクラス同様に新色のローズゴールドが追加された。



ARナビを全車に搭載

インテリアではリムにハンズオフ検知のための静電容量式センサーを備えた最新世代のステアリングホイールを採用。センターコンソールはタッチパッドが廃止され、小物入れを備えた新しいデザインになった。また、対話型インフォテインメントシステムの「MBUX」が最新世代へと進化。出力225Wで10スピーカーを備える「アドバンスト・サウンド・システム」も標準装備となり、さらにCセグメントでは初めてSクラスにも採用されているARナビが全車に搭載された。

一部シートの表皮には100%リサイクル原料の素材を導入。オプションの「AMGレザーエクスクルーシブ・パッケージ」では従来は設定がなかったブラックの本革を選択できるようになった。



ガソリンとディーゼルが1機種ずつ

パワートレインはガソリンとディーゼルをそれぞれ1機種ずつ設定。どちらも4気筒ターボで、ガソリンの「A180」が136ps/200Nmの1.3リッターで7段DCT(デュアルクラッチ式自動MT)を組み合わせる。ディーゼルの「A200d」は1.9リッターで150ps/320Nmを発生。こちらは1段多い8段DCTが採用されている。駆動方式はガソリンとディーゼルともに前輪駆動のみとなっている。

価格は537万〜573万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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