0-100km/h加速3.3秒の超高性能なSクラス、メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス登場

著者をフォロー
記事を保存

全ての画像を見る

メルセデスAMGが本国でフラッグシップ・サルーンのSクラスをベースにした高性能モデル「S63 Eパフォーマンス」を発表した。F1由来の電動化技術を用いた、0-100km/h加速が3.3秒という瞬足サルーンだ。

4.0リッターV8ターボ＋モーター

全長5336mm×全幅1921mm×全高1515mm、ホイールベースは3216mmのロング・ボディに組み合わされるパワートレインは最高出力612ps/最大トルク900Nmを発生する4.0リッター直噴V8ツインターボに190ps/320Nmの電気モーターをリア・アクスルに配したプラグイン・ハイブリッド（PHEV）。総容量13.1kWhの駆動用バッテリーにはF1の技術を応用したメルセデスAMG独自のハイパフォーマンスバッテリー（HPB）を用いる。システム全体の性能は802ps/1430Nmに達し、さらに33kmのEV走行が可能だ。変速機は湿式多板クラッチを用いた9段ATで4輪を駆動する。車両重量は2595kg。

発売記念モデルを設定

シャシーにはさまざまな制御システムやデバイスを搭載。エア・サスペンションの「AMGライド・コントロール＋」、ロール制御の「AMGアクティブ・ライド・コントロール」、アクティブ後輪ステアリングが標準装備される。

また発売記念モデルとして、「AMGエディション1」を期間限定で設定。エクステリアは特別色のボディ・カラー、21インチ鍛造ホイール、ダーククロームや高輝度ブラックのトリムを用いた「AMGエクステリア・ナイトパッケージ」を装着。内装はブラックのナッパ・レザーにレッド・ステッチが入る専用仕様で、センターコンソールにはエディション1のロゴが彫刻されている。さらに専用のボディ・カバーも付属する。

生産は2020年に開設されたドイツ・ジンデルフィンゲンの最新鋭工場である「ファクトリー56」で行われる。ドイツ本国での販売価格は、20万8392.8ユーロ（約3060万円）からとされている。