2017年にニューヨークから上陸して以来、日本でも大人気の「ベンジャミン ステーキハウス」。その特別な美味しさのヒミツを、来日した創業者のベンジャミンさんに聞いた。 advertisement
2人のベンジャミン
永田町駅からほど近い大型複合施設の4階に、昨年4月にオープンした「ベンジャミン ステーキハウス 東京ガーデンテラス紀尾井町店」。レストランに併設された約100坪の巨大なテラスからは弁慶濠を見下ろすことができ、開放的な都会の風景を楽しみながら、店自慢のTボーンステーキを味わうことができる。
「2006年に立ち上げた我々の本店はニューヨーク・マンハッタンの41丁目にあります。オフィスだけでなく、閑静な住宅街が近くにある紀尾井町店の雰囲気は、どこかニューヨークのミッドタウンに似ていますね。この店のテラスで食事をしていると、まさにニューヨークにいるような気分になります」
こう話すのは、ベンジャミン ステーキハウスの創業者の一人であるベンジャミン・プロブカイさん。総料理長のアテューロ・マクレッドさん、ニューヨーク店のオペレーションを統括するビクター・デドゥシャイさんと共に、この5月に来日したのである。
ベンジャミンさんはモンテネグロ出身のアルバニア人。まだ10代の頃、同じ郷土の出身である義兄のベンジャミン・シナナージさんを頼って1999年に渡米し、シナナージさんが働くニューヨークの名門ステーキハウスで給仕助手の職を得た。ベンジャミンさんが義兄と独立し、自身のステーキハウスを立ち上げたのは2006年。2人の名前を冠したマンハッタンの店は評判となり、瞬く間に、名だたる著名人が訪れるニューヨーク随一の人気店となったのだ。
「モンテネグロには友人を自宅に招いて家族でもてなす慣習がありますので、もともと私もサービス業には向いていたんだと思います。我々のレストランの特徴は、お客様との距離が近いこと。私たちもニューヨークの店にはほぼ毎日、顔を出し、お客様には家族の一員になったと感じてもらえるようなおもてなしを心がけています」
同店で使用されているのは、アメリカ農務省に”プライム”と認定された最上級の牛肉のみ。それを熟成庫内で風を循環させながら乾燥熟成させた、ドライエイジングのTボーンステーキを看板メニューとしている。東京で食べられる、熟成肉を使用したNYスタイルの高級ステーキハウスは、ピータールーガーやウルフギャングステーキハウス、エンパイアステーキハウスもあるが、
「どの店のステーキが一番、美味しいか? それはもちろん当店です!」と、ベンジャミンさんが笑いながら言う。
「うちの特徴としては、自社の熟成庫でシェフ自らが肉を管理しているため、個々の肉の状態を見ながら、ベストな食べごろを判断していることです。ちなみに本日、提供するのは5週間、熟成した肉。食べていただければ、ものすごく柔らかくて、旨みが凝縮していることがお分かりいただけると思います」
本国以外には日本にしかない理由
さっそくT字型の骨を挟んでサーロインとフィレの2つの部位が楽しめる、Tボーンステーキをいただいてみた。高温ブロイラーで一気に焼き上げられた熱々のステーキは、ナイフなしでも切れそうなほど柔らかく、噛めば噛むほど、香ばしい旨みが口中に広がる。これまで食べた熟成肉のステーキの中では確かに最高の味わいだ。
ちなみに今回、訪れた紀尾井町の店は、日本では6年前にオープンした六本木店、そして京都店に続く3店舗目となる。実はベンジャミン ステーキハウスの店舗はニューヨーク以外には日本にしかなく、それもオーナーであるベンジャミンさんのこだわりによるものだという。
「ニューヨークの店には、友人のように親しくしている日本人の常連さんがたくさんいて、海外に店を出すなら日本と決めていたんです。実際に日本に来てみると、この国のおもてなしは素晴らしく、日本食の見た目の美しさ、味の繊細さにも感動しました。我々のつくるステーキが日本で通用するなら、世界のどこの国でも通用する。日本のみなさんにはぜひ、その舌で我々のステーキを一度、試してみてもらいたいものです」
【Infomation】
東京ガーデンテラス紀尾井町店では、レストランの日本上陸6周年を記念して、6月18日まで期間限定のディナーコースを提供中(1名1万8000円 消費税・サービス料込)。
文=永野正雄(ENGINE 編集部)
(ENGINEWEBオリジナル)
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