2023.06.23

CARS

この楽しさはヤバすぎる! ちょっと古いスポーツカーの掘り出し物、BMW Z1 今はもうこんなクルマは絶対つくれない!!

ちょっと古いスポーツカー、BMW Z8とZ1、フェラーリF355ベルリネッタに試乗!

全ての画像を見る
今回紹介するちょっと古いクルマは、1990~2000年代の3台の2座スポーツカー。ちょっと変わったBMWの2台の新旧ロードスターと、いわば王道のフェラーリのクーペだ。現役当時を思い出しながら、モータージャーナリストの島下泰久とエンジン編集部のムラカミ編集長とウエダの3人が試乗した。1回目の「BMW Z8篇」、2回目の「フェラーリF355篇」に続いて、今回は超レアなスポーツカー、BMW Z1をお送りする。◆1回目の【BMW Z8篇】から読む場合はこちらから!

993開発コンビの逸品

島下 最後はZ1です。

村上 これは、ちょっと感動したよ。

上田 めっけもんというか、あぁ、この手があった、というか。

生産台数は8000台。

村上 同時代的には見ているし、知っていたし、いろんな耳学問であんなクルマだ、こんなクルマだって聞いていたけれど、いざドアを下ろして乗ってみると、え? こんなに風が入ってくるんだ、って。うわーって横から入ってくる。

島下 もう丸見えじゃないですか。こりゃヤバい、楽しいっていう。

村上 道路が、手を伸ばせばそこにある。触れられるんじゃないかって。

上田 あんな開放感のあるのは、スーパーセブンやモーガンくらい?

島下 ジープ。ドアのないやつ。ああいう、いわば脱ぎ捨てた感じ。

村上 新鮮だったねぇ。しかも造ったのが、ウルリッヒ・ベッツとハーム・ラガーイ。そのあとポルシェに行って、993を手がけるコンビが造っていた。驚き。

島下 Z=Zukunft、要するに未来の意味なんですよね。でもこのクルマ、一体どんな未来を見て描いたんでしょう。

村上 まあコンセプトカーそのものだよね。あとそれ以上に思ったのは、バックヤード・ビルダーが屋根を切って、後付けっぽいメーターを取り付けて、みたいな造りじゃない? それが今見るとめちゃくちゃカッコイイ。



上田 ドアの造りも含めて、特殊だけど、カッコイイんですよねぇ。

▶「ちょっと古いクルマが面白い!」の記事をもっと見る

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement