2023.07.05

CARS

6000万円(税抜)の価値を紐解く V12ハイブリッドのランボルギーニ・レヴエルト日本初上陸

ランボルギーニがアヴェンタドールSの後継車となる新しいフラッグシップ・モデルの「レヴエルト」を日本で初公開した。新型V12をベースとした3モーター式のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)だ。

シザース・ドアを踏襲

エクステリアはクンタッチ(カウンタック)から続く、V12ランボルギーニ伝統の過激なウェッジ・シェイプと上開きのシザース・ドアを踏襲。フロントに付きで他ノーズには鋭い吊り目のヘッドライトとY字型デイタイム・ライトを備え、その周囲にフロント・フードからスプリッターまで続くブレードが配される。



リアエンドも特徴的

ボディ・サイドは前輪後方のフィンからドア・パネルを経て、ヘッドライトまわりに似た形状のエア・インテークへ気流を導く設計。ルーフは乗員の頭上空間の拡大と可変式リア・ウイングへの導風を兼ねるダブルバブル形状だ。

リアエンドはY字型テールライトと、それに挟まれるように設置されたセンター出しの六角形エキゾーストが特徴的。その奥には4本のテールパイプを見ることができる。

インテリアはメーターパネルに12.3インチ、センターに縦型8.4インチ、助手席前に9.1インチという3つのディスプレイを装備。ステアリング・ホイールには走行モードやリア・ウイングなどを調整する4つのダイヤルが設置された。



エンジンだけで825ps、トータルで1015ps

エアベントが多数設けられた複雑な形状を持つエンジン・フードの中央にはL545型エンジンのヘッドカバーが露出する。新開発の6.5リッターV12自然吸気は、最高出力825ps/9250rpm、最大トルク725Nm/6750rpmを発生。従来型のV12に対して17kg軽量な218kgとなった。

レヴエルトからエンジンのレイアウトを変更。アヴェンタドールまではエンジンの前に変速機を縦置きにしていたが、レヴエルトはエンジンの後方に横置きする現代では一般的な配置になった。これはハイブリッド化が大きな要因になっている。8段トランスミッションは12気筒モデル初採用となるデュアルクラッチ式(DCT)で、150。ps/150Nmのスターターとジェネレーターを兼任する電気モーターと組み合わされる。さらにフロントには350Nmを発生するモーターが2基備わり、システム総合全体では1015psをマークする。



EV走行も可能

アヴェンタドールまでは変速機があったセンタートンネル内には駆動用リチウムイオン・バッテリーが配置。バッテリー容量は3.8kWhで、家庭用電源か7kWまでの充電器で30分、回生ブレーキもしくはエンジンからは6分でフルチャージが可能だ。前輪のみ、もしくは4輪でのEV走行もできる。後退はモーターで行う。この新たなレイアウトにより前後重量配分は44:56になった。

航空工学に着想を得たという新型シャシーのモノフュース・レイジは、モノコックに加えフロント・フレームにもカーボン素材を使用するなど徹底的に軽量化を実施。パワーウェイトレシオはランボルギーニ史上最高の1.75kg/psだという。その結果、0-100km/h加速は2.5秒、最高速度は350km/h以上というパフォーマンスを手に入れた。



専用のスタッドレス・タイヤも用意

タイヤは専用設計のブリヂストン・ポテンザ・スポーツで、アヴェンタドール・ウルティメより前輪の接地面積を4%拡大。4輪操舵とランボルギーニ初の電動トルクベクタリングと相まって、敏捷性と安定性を共に高めた。雪道走行用に同じく専用設計されたブリザックLM005も用意される。ブレーキは前10ポット、後4ポットのキャリパーに、性能向上やノイズ低減を図ったカーボンセラミック・ディスクを組み合わせる。

日本での販売価格は公に発表されていないが、税抜きで6000万円ほどだという。またランボルギーニ・ジャパンによれば、すでに日本市場に割り当てられている台数の数年分に相当する注文が寄せられているそうだ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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