2023.07.18

CARS

2022年の欧州車ベストセラー、プジョー208がマイナーチェンジでデザインを大胆にチェンジ

プジョーがBセグメント・サイズのハッチバック、「208」のマイナーチェンジ実施。欧州での発売に先駆け、概要が公開された。スタイリングの大幅改修に加えるとともに、マイルドハイブリッド・モデルが追加された。

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フロントまわりを大幅に刷新

エクステリアはフロントを大きく刷新。LED式ヘッドライトはスリムな3連ライトの下に方向指示器を配置する新しいデザインを採用。ヘッドライト内のデイタイム・ライトは廃止され、代わりにヘッドライト下に牙のような形状で備わっていたデイタイム・ライトが3本のデザインに変更された。



大きくて斬新なグリル

フロント・グリルは上下左右方向のどちらにも拡大。アウディのシングルフレーム・グリルを彷彿させるほど大型化された。グリル内は従来の水平基調ではなく、中央から周囲へ飛び散るようなデザインになった。バンパー下部は中央をブラックアウトすることで、左右にエアダムが張り出して見えるような視覚効果を生んでいる。

テールライトも大胆にイメージチェンジ。ライオンの爪痕のごとく縦に刻まれていた3本のラインが、ワイド感を演出する横基調となった。408譲りの斬新なデザインのホイールもアイキャッチだ。

ボディ・カラーは写真のアゲダイエローとセレニウムグレーの2色を新たに加えた全7色。ドア・ミラーは全車、ホイールアーチは最上位グレードのGTのみがグロスブラック仕上げとなる。また、オプションでブラック・ルーフも選択できる。



インテリアは機能性を向上

インテリアでは、ベーシックな「アクティブ」を除く、「アリュール」と「GT」の各グレードに10インチ画面のデジタルメーターが装備され、GTには3Dディスプレイも備わる。センターのタッチ式10インチ画面は上位2グレードが高解像度ディスプレイとなり、その下のピアノキー型スイッチは全車標準で装備される。

シートは表皮のファブリックを一新。GTにはダッシュボードやアームレストと同じく、アダマイトグリーンのステッチが入る黒いアルカンターラがオプション設定される。



48Vハイブリッドを新たに追加

パワートレインは48V電源を用いたマイルド・ハイブリッドを新たに設定。1.2リッター直3ターボに電気モーター内蔵の6段DCTを組み合わせることで最大15%の燃費改善。モーターのみでの走行も可能だ。100psと136psの2種類のエンジンから選べる。1.2ℓ直3ガソリン・ターボも健在で、75ps+5段MTと100ps+6段MTの2本立てとなる。

E-208は駆動用モーターを136psから156psへと20ps出力アップ。駆動用バッテリー容量は50kWhから若干増え51kWhになった。それにともない航続距離は400kmへと1%強向上している。急速充電は100kW対応で、20〜80%チャージは最速25分を切る見込みだ。

2022年に獲得した欧州ベストセラーの座を確固たるものにするべく、手直しを加えてきた新型プジョー208。欧州市場では11月にE-208の販売からスタートする予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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