2023.08.05

CARS

ヤフオク7万円エグザンティアのオーナー、エンジン編集部ウエダ、ポーランドでシトロエンXMの5台持ちオーナーと出会う!【シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート#22(番外篇3)】

ポーランド旅行2日目のドライバーを務めてくれたLech Poddany(レッフ・ポッドダニ)さん。NERISという会社の代表で、5台のシトロエンXMをはじめ、シトロエンSM、DS、CXのほか、ジャガーなど多くのクルマを所有している。彼の後ろにいるXMは3リットルV6ガソリン+5段MT仕様で走行距離は12万km。後ろの初代C3は奥様用とのこと。

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XMが5台、だけじゃない!

幹線道路から少し離れた静かな住宅街に、レッフの事務所はあった。細長い敷地の奥にある白く綺麗な建物に向かって歩いて行くと、通路のいちばん出しやすそうなところに、まず奥様用という初代シトロエンC3と、彼のシルバーのXMが並んでいた。さらに庭先には部品取りとおぼしき緑色のXMと、銀色のジャガーXK8コンバーチブル。さらに奥に進むと、いかにも何かが隠れていそうな気配が漂う、大きな真っ白の両開きのドアがあった。



ドアが開くと、まず目に入ってきたのは真っ黒のシトロエンDSだった。それだけではない。よくよく見ればこのガレージの中には4柱式のリフトが前後2つずつ、合計4基。都合8台もの貴重なクルマたちが収まっていたのだ!

左手前のリフトのDSの上にはトラクシオン・アヴァンが。その奥にはジャガーXKSコンバーチブルとCXの初期型がいる。右手前はXK8コンバーチブルとXMが置かれ、その奥が英国車のアルヴィスとSMという配置だ。





しかも建物にはさらに2カ所クルマの出し入れが可能なガレージがあり、この8台に加え、後期型のシトロエンCXと、ワインメタリックと緑色のシトロエンXMと、フェラーリ365GTC/4までが潜んでいたのである! いやいはやまいった、レッフ、シトロエンとジャガーに目がない、どころの話じゃないよコレは。





XMが5台というだけでもおかしな話なのに、ほかにもこんなにクルマがあるとは……。周囲には工具や部品もたくさん並んでおり、彼自身も自ら手を汚して整備するそうだ。中にはパーツが外されてしまったままの状態のクルマもいるけれど、順番にレストレーションされるのを待っているらしい。ただし最近は忙しくて時間がなく、手を付けるには「ノー・タイム」なのだとか。

もともとお父さんが乗っていたという、リフトの上の赤い1978年型のCXスーパーがきっかけでクルマ好きになったんだ、と彼は懐かしそうに目を細めてガレージを見つめている。「シトロエンを除くと、やっぱり2ドアばかりなんだね」というと、その通り、とうれしそうな笑顔が返ってきた。

さかのぼれば、レッフの祖父はアメリカ車の販売をしていたそうだから、三代続く生粋のクルマ好き一家なのである。しかも、現在彼は様々な機械部品の輸出入やコンサルタントの仕事に加え、趣味が高じてクルマ関連のアフターパーツの製作、販売も手がけている。扱っているのはシトロエンCX用のドア内張のリプレイス品や、SM用のエア・インテークに付けるメッシュ・カバーや、ジャガーXK8用のグリルやウインド・ディフレクターなどなど。まさに自分の欲しいものを、自ら造っているのだ。なんともうらやましい限りではないか。

また、この事務所はポーランドのシトロエン・クラブの会合の場にもなっているという。ここはいわば、シトロエン好きの集まる秘密基地なのである。広間の天井にはCXのボンネットがオブジェとして吊り下げられており、アート作品みたいですごくお洒落だった。レッフのコレクション車両や建物内については写真とともに詳細を記しておくので、ぜひそちらをご覧になって欲しい。



さて、珈琲を飲みながら彼と話していると、あっという間に時間が過ぎてしまった。しだいに日も傾きはじめたので、僕らはふたたびエグザンティアに乗り、ワルシャワ中心街へ戻ることした。さぁ、いよいよこの夜は、エグザンティア生誕30周年を祝うパーティが開かれる。次回はこの素敵な催しの様子と、そこで出会った、レッフと同じか、それ以上に濃いひとびとについてご紹介していきたい。

■CITROEN XANTIA V-SX
シトロエン・エグザンティアV-SX
購入価格 7万円(板金を含む2022年4月時点までの整備の支払い総額は216万9326円)
導入時期 2021年6月
走行距離 15万9247km(購入時15万8970km)

文と写真=上田純一郎(ENGINE編集部)

(ENGINE WEBオリジナル)

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