2023.08.04

CARS

総重量80kg超えのダッチオーブンをカングーに積んでみた! 秘密のダッチオーブン・ハウスで豚の巨大塊肉を焼く!

カングーの荷室にダッチオーブンのピラミッドを立てる!

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長野県のとある別荘地に、ダッチオーブンとクルマと美味しいモノをこよなく愛するエンスージアストのサマーハウスがある。カングーの荷室で遊ぶコンテスト、「映え活」の取材は、この別荘で行った! 荷室に積み上げたのは、総重量80kgを超えるダッチオーブンだ!

ダッチオーブンを積み上げる!

『新型カングーで長旅をしながらこんなことをしたら映えるんじゃね?コンテスト(略して「映え活」)』開催、参加者募集!というメールがルノー・ジャポンから届いた。ルノー・ジャポンといえば、先日も一等がパリ取材招待というルーテシア・ハイブリッド道後温泉エコラン・コンテストをぶち上げて業界をザワつかせたばかりだが、今度はカングーの荷室写真の“いいね”コンテストだという。一等が何かは知らないが、面白そうなので参加することにした。



要はカングーで長距離旅をしながら、荷室を使った映え写真で競うわけだ。カングーというキャンバスにどんな絵を描くかのアイディア勝負である。アイディアと言っても、荷室を使う必然性も必要だし、カングーならではの理由づけも欲しい。そこで閃いたのが、ダッチオーブンだ。

底に足の付いたキャンプ・ダッチオーブンには、重ね調理というテクニックがある。蓋の上に炭を敷いてその上にダッチオーブンを載せ、同じようにどんどん重ねて複数の料理を同時につくるという調理方法で、ダッチャーの憧れでもある。こいつをカングーのなかでやったらどうだろう。でも、そんなにたくさんダッチオーブンの持ち合わせがないよなぁと考えていて、アッと思い出したのが、軽井沢にある菊池仁志さんの別荘だった。エンジン創刊の頃からの執筆者で、ピエトロという画名で素敵な絵も描く菊池さんだが、実はもうひとつ、ジャパン・ダッチ・オーヴン・ソサエティ(JDOS)の会長という顔もある。早速、連絡してみると、東京の暑さが苦手な菊池さんは案の定軽井沢にいた。しかもダッチオーブンのピラミッドもあるという。ビンゴ!

ダッチオーブンは、普段は別荘の廊下に積んであり、実は全部で9個もあった。

7.9kgの巨大な骨付き豚肉

あとはもうトントン拍子。せっかくなので料理もつくろうと、JDOS群馬支部の長門隆幸さんも誘うことにした。長門さんは、実は群馬で有名な肉屋、「肉の長門」を経営しているのだから、これはもう最強の布陣である。荷室で「映え活」のはずが、全部映えちゃえということになって、長門さんは7.9kgの巨大な骨付き豚肉を持ち込んだ。これを塊ごとダッチオーブンで焼いてやろうということになったのだから、さあ大変である。



灼熱地獄のような東京を出発して軽井沢へ向かう。取材用に選んだカングーは、ガソリン・モデルのインテンスである。新型カングーの魅力はいくつかあるけれど、乗ってびっくりするのはMPV(多目的ビークル)とは思えない走りの良さだ。カングーは初代から走りの良さには定評があった。タイヤが路面に張り付いてるんじゃないかと思えるような粘っこいアシのしつけを真似できる同類のクルマは皆無だったし、2代目になって全幅が広がってトレッドが拡大されるとそれにさらに磨きがかかった。



新型はどうかというと、ステアリングやサスペンションのシステムが最新のものになり、トレッドもさらに広がったことで、粘る仕立てはそのままに、ロールを抑えた今風のフラットなコーナリングをするクルマへと進化している。おかげで高速道路の安定感は抜群で、高速の長距離移動は疲れ知らず。さらに山道のハンドリングも痛快と言えるくらい気持ちがいい。これなら家族全員を乗せて、荷物を満載しての旅行もまったく苦にならないだろう。新型の一番の魅力は、この走りだな、と考えているとあっという間に軽井沢に着いた。

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