2023.11.12

CARS

ヤリス・クロスが大変身!? レクサス初のBセグメントSUV、「LBX」はクラスレスの高級感と上質なつくりが魅力

レクサスがブランド初のBセグメント車となるコンパクトSUVの「LBX」の日本仕様を発表。12月下旬ごろの発売を予定している。

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小さくてもレクサス

エクステリアはフロントまわりに「ユニファイドスピンドル」と銘打った新デザインを採用。ボディとグリルの融合など歴代レクサス車の表現を発展させつつノーズ先端を低くし、気流を最適化した。ヘッドライトはハイ/ロー兼用LEDや、方向指示器を兼ねるデイタイム・ライトを組み込んでいる。



張り出したフェンダーが存在感を強調

ボディ・サイドは水平基調のベルトラインの上にキャビンが乗るフォルムで、前後フェンダーは大径タイヤを強調する張り出しの強いデザインを採用。オーバーハングを短く、Aピラー基部を後方寄りに置くことでボディ・サイズを意識させない存在感の創出を目指した。

リアはL字型と点灯式のガーニッシュを連続させたテールライトを設置。赤いレンズを強調したルックス的要素だけでなく、空力に寄与する形状を持ち合わせる。ナンバープレートはバンパー内に配置し、バックドアの面構成をシンプルにすることで低重心感と塊感を演出した。ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4190×1825×1545mm、ホイールベースは2580mm。ボディ・カラーは9色を展開する。



Bセグメントとは思えない仕立て

インテリアは水平基調で、ひらけた視界を確保。ダッシュボードとドアトリムに連続性を持たせ、空間の広がりと包まれ感を両立した。メーターは12.3インチのフル液晶ディスプレイ、センター画面は傾斜した9.8インチのタッチ式ディスプレイを使用する。

「クール」と「リラックス」の2グレードが設定されるが、クールはセミアニリン本革とウルトラスエードの組み合わせ、リラックスはサドルタンカラーの手の込んだ刺繍を用いたセミアニリン本革を採用している。



モジュラー・プラットフォームに独自改良を施す

ボディは「ヤリス・クロス」などに用いられているトヨタの小型車用プラットフォームである「GA-B」をベースに、剛性向上や着座位置の引き下げなど専用設計を施した。また、ディンプルを設けた床下カバーにより空気に微小渦を発生させて整流し、高速安定性向上を図るなど、細部まで空力性能を追求している。

サスペンションはフロントが新開発のマクファーソンストラット式、リアはFF車がトーションビーム式、4WD車がトレーリングアーム・タイプの2リンク・ダブルウィッシュボーン式。動き出しの反応を高めた新型ダンパーを装備する。タイヤは17インチと18インチともにこのクラスではワイドな225幅を設定するが、最小回転半径を5.2mに収め、取り回しのよさを確保している。

パワートレインは、「ヤリス・ハイブリッド」や「アクア」と同じ1.5リッター直3ベースのハイブリッドで、状況に合わせて加減速を最適化する駆動力制御を導入。前輪を駆動するエンジンは91ps/120Nm、モーターは94ps/185Nmを発生。リアに6ps/52Nmのモーターを積み後輪を駆動する4WDも設定する。電池はアクアと同じバイポーラ型のニッケル水素。車両重量は、前輪駆動(FF)モデルが1310kg、4WDモデルが1390kgだ。



唯一無二の内装が手に入る

発売にともない、「ビスポークビルド」と呼ばれるオーダーメイド・システムを100台限定で導入。専用設定3色を含む内装色をはじめ、シートベルトやステッチの色、加飾、専用アイテムなどが選べる。また、前後バンパー下部のフィン形状エアロパーツや、リアピラーのフィルム加飾などのオプションで、通常仕様と異なる外装に仕立てることも可能だ。この仕様は100台限定で、11月21日まで受注し、抽選で販売される。

価格は、クールとリラックスのFFが460万円、4WDが486万円、ビスポークビルドのFFが550万円、4WDが576万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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