2023.11.26

CARS

空も得意なスバルが提案する空飛ぶ自動車 ヘリコプターなどで実績があるだけに実現の可能性は高いかも

出展対象をクルマに限らないということで、東京モーターショーから改名されたジャパン・モビリティショー2023。そのコンセプト通り、乗車型ドローンや電動車いす、歩行型ロボットなど、会場にはクルマ以外の多用なモビリティが多数展示されていた。

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空飛ぶクルマ

そんな中、自動車とともに飛行機やヘリコプターをはじめとする飛行体の製造事業を持つスバルが持ち込んだのが、この「スバル・エア・モビリティ・コンセプト」。いわゆる空飛ぶクルマの提案モデルである。



どことなくスバルっぽい

ブース後方から可動式アームに乗せられて登場したエア・モビリティ・コンセプトは、白いボディにスバルらしいブルーで彩られたローターを6つ備えた巨大なドローンのようなスタイルを持つ。車体の中央にはクーペ・ライクなコクピットが据えられ、前後のライトは現行スバル車を思わせる形状となっている。フロントには六連星のエンブレム、リアにはSUBARUのレタリングが光る。

ステージ上では、まるで空を飛んでいるかのような迫力あるデモンストレーションも行われたが、これは単なる賑やかしの演出ではない。実際に飛行するプロトタイプも存在し、実証実験が進められているという。



航空宇宙部門のノウハウが活きる

ボディ・サイズは全長6m、全幅4.5m。電動の駆動系やカーボンやアルミを用いた軽量化など、開発は航空宇宙部門と自動車部門が協力して行なっているという。これまでも空力パーツの開発などでスバルの航空宇宙部門が自動車部門に関与したこともあるが、飛行モビリティとなればその本領はさらに発揮されることになるだろう。

今回のショーでは飛行モビリティが多く目についたが、主要自動車メーカーの出展としては現実感もクルマらしさも際立つ1台だった。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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