2023.12.19

CARS

一体、どれぐらい走れるのか? 電気自動車の距離と年数の耐久テストだと笑うオーナーのBMW i3は、現在驚きの23万キロ!

愛車のBMW i3とオーナーの武内さん親子。

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電気自動車の先駆けとして2014年に登場したBMW i3。自動車ジャーナリストの間でも評価の高かったBMW i3と共に9年間、約23万kmを走った女性オーナー登場です。

はじめての電気自動車はミニ

朝6時21分、「おはようございます。渋滞と充電を考慮して出発しました。次男を連れていきます」というBMWi3(以下i3)オーナーからのショート・メールで目が覚めた。千葉県・木更津市の公園で撮影するために、海ほたるPAで10時に待ち合わせをしたのだ。まだ3時間以上もある。すごく遠方の人だったのか? それとも東京から木更津へ向かう途中、海ほたるPAで一度充電しなければならないほどi3の航続距離が短いのか?

全長×全幅×全高=4010×1775×1550mm。ホイールベース=2570mm。車重1390kg。

申し訳ない気持ちを抱えながら、海ほたるPAに到着する。オレンジ色のi3のサイド・ウィンドウをノックする。

「おはようございます!」


オーナーである書道家、武内陽華さんと晴暉さん親子はとても明るい。早朝に家を出たことなど意に介さない様子である。ちょっと安心した。

公園の駐車場で撮影を開始して、まず驚いたのはi3のオドメーターである。なんと22万9760km!

えっ! 電気自動車でもこんなに走れるの?

Total 229760kmの数字が輝かしい。表彰モノだと思う。


「i3は2014年12月に新車で購入しました。距離が伸びたのは、子供を学校へ週6日送迎していたのが大きいですね。片道約20km。買い物なども入れると2日で100kmは走っていました」

武内さんの自宅は埼玉県・草加市。ソーラーパネルを備えた一軒家で、i3を充電する環境は整っている。

「i3を手に入れる3年ほど前にミニの電気自動車、ミニeのモニター・キャンペーンがあったんです。すでにソーラーパネルも備えていたので応募したら、見事当選! 
5カ月間、ミニeがやってきたんです」

初めての電気自動車は底抜けに楽しかったという。

「もう、ゴーカートみたいで、なんて楽しいんだろう! 
次は絶対に電気自動車だと思いました」

2014年の暮れに武内陽華さんの元にやってきたBMW i3。内装は少しくたびれているが、実用車として使い込まれて来た証でもある


ミニeが来てすぐに東日本大震災が起きたことも、電気自動車購入の背中を押した。

「あのときはガソリンが買えなくて、ご近所はみんな困っていたのに、なんの不自由もなかったです。1台増車するなら電気自動車だなあと」

当時、武内さんは2005年式のBMW320iクーペに乗っていた。

「最初に買ったBMWは1992年式のBMW320i。3シリーズは320iクーペで3台目でした。BMWが好きなのは運転して楽しいからの一言に尽きます」

当時はBMWのオーナーズ・クラブ、BMWクラブジャパンにも属していたという。

明るく広々としたi3の室内。使い勝手もいいという


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