ポルシェ911GT3RS(2019)とアウディRS5スポーツバック(2021)とオーナーのMさん。
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雑誌『エンジン』の人気企画、「2台持つとクルマはもっと楽しい」。BMWのスポーツ・セダンを乗り継ぎ、M3でサーキット走行の虜になったMさん。以来、速さを追求し続けること23年、選んだのはポルシェ911GT3RSとアウディRS5スポーツバックだ。異世界の秘密基地神戸市内の高層マンションが何棟も建ち並ぶ街の一角に、Mさんのご自宅がある。狭い路地に面した裏手に案内されると、シャッターがひっそりと並んでいる。マンション備え付けの分譲ガレージ。ここがMさんの秘密基地なのだ。シャッターの向こう側は全くの異世界だ。3日がかりで敷いたというフロアタイル、レンガ調の壁紙、ポルシェのネオンサイン……。そこにはクルマ好きなら誰もが夢見るような空間が広がっているのだ。
ガレージの奥に進むと、壁際には数々のミニカーがガラスケースに整列し、その手前にはポルシェ純正品のロードバイク、サーキットのトレーニングにも使うというシミュレーター……そのまま反対側に目を向けると、ハーレー・ダビッドソン創立120周年の記念モデル、世界限定3000台のFat Boyまでもが鎮座している。ほかにも見渡す限りお宝が並ぶガレージだが、主役はもちろん、専用のカバーに包まれた愛車、ポルシェ911GT3RSである。クルマ好きにはいろんなタイプがいるけれど、Mさんは根っからの走り好きだ。「一昨日も岡山国際サーキットを走ってきました。今日の取材が控えているから何かあってはいけないと思っていたのに、帰り際にタイヤがバーストしてしまって。でも間に合ってよかったです」と言ってMさんは笑っている。ポルシェ911は、今のGT3RSで3台目になるという。この数年で次々と乗り換えた理由も、やはりサーキットでの体験にあるようだ。
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