2024.08.01

CARS

イタリア人ジョッキー、ミルコ・デムーロがランボルギーニに試乗! 人気騎手は、馬ならぬ2台の猛牛、ウラカン・テクニカとウルスSを乗りこなせたのか?

2台の猛牛、ウラカン・テクニカとウルスSに「騎乗」したデムーロさんの感想は?

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日本中央競馬会(JRA)所属の騎手として活躍するミルコ・デムーロさん。イタリア人のジョッキーはイタリア車をどう感じているのか? いつもは馬に乗っているデムーロさんが猛牛2台に試乗、そのスタイリングとスピードを絶賛した。

「うわっ、カッコいいねえ~」。

ホテルのクルマ寄せにあらわれたウルスSとウラカン・テクニカ、2台のランボルギーニを見てデムーロさんはまるで子供のような声をあげた。来日して約10年。「もっと上手くなりたいんだけどね」と謙遜しながらも流暢な日本語を話す。日本の競馬に魅了され2015年にJRAの通年騎手免許を取得。皐月賞や日本ダービーといったG1をはじめJRA通算1200勝を達成した騎手としてはもちろんのこと、無類のクルマ好きとしてもつとに知られる。並んだ2台をまじまじと眺めながら、まずはウルスSに乗り込んだ。



初めて目の当たりにする戦闘機の操縦桿を彷彿とさせるスタート/ストップ・ボタンやドライブ・モードを切り替えるANIMAのセレクター・レバーを確かめている。ストラーダ・モードで走り出すと、すぐに車両感覚をつかんだようだ。少し渋滞した市街地を抜けて首都高速を目指す。途中、スポーツ・モードに切り替えて、排気音やアクセル・レスポンスの変化を楽しんでいる。アクアラインが近づくと「ちょっと踏んでもいい?」とコルサ・モードに切り替えた。トンネル内にV8サウンドが響き渡る。「海ほたるパーキングエリア」に立ち寄ってファースト・インプレッションを尋ねてみた。



「やっぱりランボルギーニはすごいよね。まずエッジの効いたスタイリングがキレイ。あと、この色見たことないですね。びっくりしました。音も加速も、普通のSUVとはぜんぜん違う。僕は以前マセラティ・レヴァンテに乗っていたことがあって、レヴァンテもすごくいいクルマだったけど、高速域での安定性の高さとかはやっぱり違うなって。ちょっとサイズが大きいかなと思っていたけど、とても乗りやすい」

ランボルギーニがつくるとSUVもひと味違うものになるということに感銘を受けたようだった。先日、国内でもウルスSの後継となるウルスSEが発表された。ウルス初のプラグイン・ハイブリッド・モデルだ。デムーロさんは電気自動車にも興味があるという。



「いま京都に住んでいるんですけど、静かなところだし隣の人の家も近いし、だから日常生活は電気自動車もいいなって。このランボルギーニやフェラーリでトレセン(栗東にあるトレーニングセンター)に行ったら、厩舎で眠っている馬を起こしちゃうしね(笑)。だから家の近所やトレセンではEVモードで、高速道路ではコルサ・モードで走れるなら、ハイブリッド・モデルのウルスはちょうどいいかもね」

次にウラカンへと乗り換える。コックピット・ドリルでステアリングにウィンカーのスイッチとANIMAのセレクター・レバーが集約されていることを伝える。雨が少しずつ強くなってきたので、テクニカは4WDではなく後輪駆動であること、それでいて640psもあることも付け加えておいた。おそるおそる走りだすのかと思いきや、デムーロさんはメリハリのきいたドライブをする。慣れてくるとドライブ・モードはコルサ一択だ。「雨だから気をつけないとね」といいながら、アクセル・ペダルを思い切り踏みつけ「めっちゃ気持ちいい!」を連呼している。助手席ではもう笑うほかない。

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