2025.01.12

CARS

ヤフオク7万円のシトロエン、油脂類の定期交換と、雨で汚れが落ちるコーティング、の経過観察 シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート#59

コーティングを施工中のリポート車。詳細はENGINE Premium ClubウェブサイトおよびENGINE誌2024年4月号を参照のこと。

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モデルとしてのお仕事

エグザンティア不在の間は代車のカングーに乗りながら、年末年始を挟んでゆっくり作業の完成を待つつもりだったのだが、2024年の年明け、急きょリポート車をモデルに、車体コーティングで知られるKeePer(キーパー)の施工と撮影の話が舞い込んだ。



ENGINE本誌で村上編集長がリポートしている2005年型のポルシェ911カレラ4Sには究極のコーティングを謳う“TREXキーパー”を、そして僕のエグザンティアには劇的に洗車回数を減らせるという“フレッシュキーパー”を施すという。幸いカークラフトの作業は完了していて日程的には問題なかったのだが、冬期ということで一時的に、スタッドレス・タイヤと後期型エグザンティア用ホイールを借用してのモデル参加となった。



この2種類の車体コーティングについては、ENGINE誌2024年4月号にて6頁に渡って村上編集長がリポートしている。フレッシュキーパーの2層コーティングなど詳細はそちらを見て欲しいが、ここではその後の経過について少し記しておきたい。

エグザンティアの居場所は基本、賃貸住宅に併設の屋根付きの月極駐車場である。



そのため屋根の外にいるのはウイークデイの日中程度。雨天時にずっと屋外にいることは少なく、フレッシュキーパーの肝である雨を利用した汚れを流れ落とす力は、あまり発揮されないかと思っていた。しかし実際には、効果も持続力も想像以上だった。



すでにフレッシュキーパー施工から丸1年近くが経過しているが、いまだに雨の後はボンネットの上など見事に水玉ができるし、機械式の自動洗車機に突っ込めば、ほんとうにあっけなく綺麗な姿に戻る。水垢や左右ミラー下のドアにできやすい黒い雨染みの量も明らかに減ったし、ウェスで軽く拭けばあっさりと消える。せいぜい2カ月に1回程度、撮影の時くらいしか基本洗車をしない、無精なオーナーとしてはとてもありがたかった。



ただし車体の塗装面に比べると、ドア・ノブなど樹脂の無塗装部分に関しては塗布した専用溶剤の効果が思ったよりも早く薄れるなど、差が出た印象を受けた。持続期間はフレッシュキーパー自体はノーメンテナンスで1〜2年、(フレッシュキーパーに含まれないがオプションでこのとき施工した)樹脂部の黒色や艶を守る樹脂フェンダーキーパーについては1年ということなので、持続力の違いも出たのだろう。また時期を見て、さらなる経過も報告したいと思う。

さて、油脂類を交換し、気になっていたところもすっきり治り、しかも見た目までピカピカになったリポート車。幸先良く1年をスタートできるかと思いきや、予告の通り、そうはいかなかった。事件が起こったのはENGINE誌の取材が一息ついた2024年1月末のこと。LHM漏れとの戦いが、ふたたび静かに幕を開けたのである……。

■CITROEN XANTIA V-SX
シトロエン・エグザンティアV-SX
購入価格 7万円(板金を含む2024年1月時点までの支払い総額は287万2253円)
導入時期 2021年6月
走行距離 18万3680km(購入時15万8970km)

文と写真=上田純一郎(ENGINE編集部) 写真=カークラフト

◆エンジン編集部ウエダのシトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート連載一覧はコチラ
ヤフオク7万円25年オチのシトロエンの長期リポート連載!

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(ENGINE WEBオリジナル)

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