2025.05.22

CARS

「乗り心地は癒しの極致!」 自動車評論家の清水草一、森口将之、斎藤聡が試乗した乗るとトロけるSUVとは?

清水草一さん、森口将之さん、斎藤聡さんが試乗した乗ればトロトロにとろけそうにゴージャスなSUVとは?

全ての画像を見る

「ストレス・フリー」斎藤聡

ベントレーのwebページに登場する“エフォートレス”という言葉は、ストレスを最小限にとどめるといった意味だと思うが、ベンテイガEWBマリナーは、まさにそんなクルマだ。高速道路を1200回転ほどで巡航しているときの、4リッター V8ツイン・ターボ・エンジンのかすかな振動が心地よい。ボディは堅牢な骨格で作られ、センターデフにトルセンを採用するフルタイム4WDシステムが落ち着いた走りを補完してくれる。

advertisement


全長×全幅×全高=5305×1995×1740mm。ホイールベース=2850mm。車両重量=2514kg。車両本体価格=3898万4000円。

ドライブ・モードはベントレー・モードが良い。しんなりしっとりした乗り心地を提供し、荒れた有料道路をまるで舗装が改修されたのかと思えるほど滑らかに走ってくれる。そしてベンテイガEWBマリナーでもう1つ感心したのが後輪操舵の見事な味付け。違和感なく低速域では逆位相に、中高速域では同位相に働いて、小回りの効きと抜群の高速安定性を発揮してくれる。

すべてに押しつけがましさがなく、ストレス・フリーにドライブを楽しむことができる。まさにベントレーの言うエフォートレスがここにあると思った。

ベントレー・ベンテイガEWBマリナー

ベントレーのSUVであるベンテイガの日本仕様は、標準ホイールベース・モデルが“S”をはじめ6モデル、ロング・ホイールベースのEWBが試乗車の“マリナー”を筆頭に4モデルとなる。前者には3リッター V6+モーターのハイブリッドも用意されるが、後者は現状では純内燃エンジン車のみ。この4リッター V8ツイン・ターボ・エンジンは最高出力550ps/5750-6000rpm、最大トルク770Nm/2000-4500rpmを発揮し、8段ATを介して4輪を駆動する。0-100km /h加速は4.6秒、最高速は290km /hをマーク。全長×全幅×全高=5305×1995×1740mm。ホイールベース=2850mm。車両重量=2514kg。車両本体価格=3898万4000円。

写真=山本佳吾/茂呂幸正/小林俊樹

(ENGINE2025年4月号)

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement