2025.05.02

CARS

コスパ抜群の輸入車ミニバンならこれ! 松田秀士(モータージャーナリスト)が5台の注目輸入車に試乗!

松田秀士さんが乗ったのは、プジョー・リフター・ロングGT、BMW X3 M50 xドライブ、レンジローバー・スポーツ・オートバイオグラフィーP550e、シトロエン・ベルランゴ・マックス、シボレー・コルベット Z06の5台

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シボレー・コルベット Z06「もうたまらない!」

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もともと“ZO6” は1963年モデルのオプション・パッケージ注文コードだったという。しかしそれ以降シボレーのラインナップから姿を消し2001年のC5型で復活している。C5以降はすべてのZ06に試乗しているが、ミドシップとなったC8型で箱根を攻めるのは初めてのこと。

歴代がそうであったように、Z06はコルベットの単なるスポーツ・モデルではなく、サーキットを楽しめるレーシング・モデルでもあるのだ。

シボレー・コルベット Z06

5.5リットル V8DOHCスモール・ブロックのNAエンジンは646ps/623Nmの強力なユニットで、8段DCTを組み合わせる。超パワフルでNAならではのスロットル・レスポンス。

操舵初期の鋭い応答に少しの初期ロールを感じたあと、フルロールのコーナリング姿勢に移る。そのロード・ホールディング性はバツグン! 前後バランスも非常に良く、さらにステアリング・ホイールを切り込んで横Gを楽しむ。

リヤのダウンフォースを感じる。すかさずスロットルON! 2速であっという間にリミッター!間髪入れず3速にアップシフト。もうたまらない!

「中韓ガイシャの影響」松田秀士から見た、いまのガイシャのここがスゴい!

中国のBYD、韓国のヒョンデ。これまで日本に馴染みのなかった大陸からのガイシャが入ってきたことによって欧米ガイシャを見る日本人の目が変わったように感じる。

そしてその欧米ガイシャも中韓ガイシャの影響を受け、内外デザインやインフォテインメント、コネクティング等を大きく進化させている。エクステリア・デザインは一時の燃費向上を意識した空力フォルムから、ツボは押さえながらも個性を主張するメーカーが増えてきた。以前ほどCd値がどうのこうのなんて言わなくなったしね。

じゃ、今のガイシャの何がスゴイのかというと、中韓ガイシャ、もうひとついうとテスラに負けへんで! とばかりに、BEVはデザインとユーティリティーに、エンジン車はSUVを中心に乗り心地とハンドリングが進化し続けている。留まらず走るように進化する。スゴイね。

文=松田秀士

(ENGINE2025年4月号)

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