2025.05.10

CARS

「440kgのウェイトとスズキ製658ccの、毎日味わいたい非日常感」と関耕一郎(モータージャーナリスト)が歓喜したクルマとは? 上半期の注目輸入車5台にイッキ乗り!

関耕一郎さんが乗ったのは、ケータハム・スーパーセブン600、アストンマーティン・ヴァンテージ、ミニJCWカントリーマンALL4、アバルト500eツーリズモ・カブリオレ、ボルボ EX40ウルトラ・ツイン・モーターの5台

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アストンマーティン・ヴァンテージ「電動化や自動化とは無縁でも」

2005年登場のV8ヴァンテージで市場を拡大したが、それでも希少性は高く、実車に触れる機会の少ないアストン。同乗したEPC会員さんは、ちょっと古いモデルに乗る知人に荒っぽいクルマだと聞いてきたそうだが、そのあたりのイメージが更新されていなかったのは自分も同じだった。

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ところが、だ。2024年に改良を受けた最新のヴァンテージ、乗り心地はフラットで、ちょっとしたサルーンのよう。同じV8を積むAMGのSL63のほうが刺激的に思えるくらい、快適この上ない。改良前より処理能力を大幅に高めたという、アダプティブ・ダンパーの貢献は小さくないだろう。車内音も、耳障りな音質を抑え、心地よいドライブを可能にする。

アストンマーティン・ヴァンテージ

さすがに加速は強烈だが、ワインディングでのハイ・ペースなコーナリングも安定したもの。前後イーブンな重量配分や、改良時に29%引き上げた動的ねじり剛性も伊達じゃないというところか。動力の電動化や運転の自動化とは無縁でも、高級GTスポーツとして確実な、そして大きな進化を、アストンは遂げている。

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