2025.06.26

CARS

免許を取るのにこんな教習車があったら最適か!? ホンダ・アコードの高度運転支援システムを体験

教習所のような運転もしてくれるハンズオフ・モード。

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ホンダの高度運転支援システム「Honda SENSING 360+」を国内モデルとして初搭載したアコード。そのハンズオフ(いわゆる手放し運転)ができる高度運転支援システムの実力は、教習所の指導員をしていた筆者も太鼓判を押すほどの完成度だった! 今回はこのシステムを、高速道路での走行を中心にレビューする。

アコードの新グレードは車線変更のタイミングも知らせる!?

試乗したアコードe:HEV Honda SENSING 360+は、11代目のアコードに標準搭載されている”Honda SENSING 360”に、同社の量販モデルとして初めて採用となった”ハンズオフ機能付きの高度車線内運転支援機能”などを追加した新グレードだ。国土交通省による定義でいう自動運転レベルは“2+(国土交通省が示している自動運転レベル2の高機能化バージョンのこと。便宜上、自動運転レベル1と組み合わせたシステムと差別化するために2+とする)”となる。

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ホンダ アコード e:HEV Honda SENSING 360+

Honda SENSING 360+にはそのほかにも”レコメンド型車線変更支援機能”、”カーブ路外逸脱早期警報”、”降車時車両接近警報”、”ドライバー異常時対応システム”が追加されている。

高度運転支援システム設定画面

アコード e:HEV Honda SENSING 360+のエクステリアは、新たにブラックのドア・ミラーやベルリナ・ブラックの専用アルミホイールを採用するなど、よりスタイリッシュなデザインを追求。

インテリアは、ルーフ・ライニングやピラーまでブラックで統一した内装のほかに、ホワイト・レザーを採用した内装を新たに設定。上質で高級感のある室内空間としている。

新グレードのアコードに試乗するため、クルマが止まっている場所へ移動すると、これまでのe:HEV(既存グレード)のアコードもズラッと並んでいた。一見すると高度運転支援システムを搭載しているクルマと、分からないほど違いは少ない。

ホンダ アコード e:HEV Honda SENSING 360+

アメリカ市場をメイン・ターゲットとしているモデルらしいゆとりあるシートに乗り込み、ドライビング・ポジションを調整して走り出すと、運転状況によってモーターとエンジンを使い分けるe:HEVならではの、力強く余裕のある走りと、ゆったりとした乗り心地を感じられる。

高速道路の入り口を通過し、本線に合流して巡航状態になるまでは、今回の目玉であるハンズオフ機能は使用できない。ここまでは既存のアコードと同じだ。

運転席まわり

幸いにもこの日は天候に恵まれ(といっても曇りだが)、渋滞のない環境で走ることができた。高速道路上で巡航状態になり、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)をオンにしてしばらくすると、メーター内の表示とホーン・パッド左右部のブルーのランプが点灯する。これがハンズオフができるようになった合図だ。

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