2025.08.10

CARS

「クルマはコタツみたいなもの」と言うダンカン(タレント/俳優)さんは、なぜ三菱パジェロとスズキ・エブリイワゴンを大切にしているのか? 読めばわかるコタツの理由

名バイプレイヤーとして映画やTVドラマに引っ張りだこのダンカンさん。子供の頃に乗ったクルマ、TV番組で当たった三菱パジェロ、そして2014年に他界した奥さんの軽自動車など、クルマと家族の思い出を語ってくれました。

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クルマ好きのゲストを迎え、「これまでに出会ったクルマの中で、人生を変えるような衝撃をもたらしてくれた1台」を聞くシリーズ、「わが人生のクルマのクルマ」。今回登場していただくのは、たけし軍団のメンバーというよりも、いまや名脇役として人気が定着しているダンカンさん。子供の頃に乗ったクルマ、TV番組で当たった三菱パジェロ、そして2014年に他界した奥さんの軽自動車など、クルマは家族との思い出です。

小学1年生のときに起こった衝撃の出来事

名バイプレイヤーとして映画やTVドラマに引っ張りだこのダンカンさん。たけし軍団に属するお笑いタレントさんでしょというのは、昭和生まれの人だろう。若い人にとっては、渋い演技でドラマに深みをもたせる俳優さんという肩書の方がしっくりくるかもしれない。

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ダンカンさんは1959年1月3日生まれ。私と誕生日が1カ月しか変わらない。ダンカンさんの愛車、三菱パジェロを前にしてインタビューは同世代の話から始まった。

「アライさんは1958年12月4日ですか。東京タワーよりちょっと先輩ですね。僕たちは東京タワーと共に成長してきた。それはちょっと僕たちの誇りじゃないですか?」

日本の高度成長期が始まった頃の空気が二人の間に流れると、ダンカンさんは子供の頃の思い出を語り出した。

「うちは4人兄弟で僕が長男です。父は米軍基地のなかでコックをやっていました。小学1年生のときに、父に学校を休まされて立川や西武園の競輪場に連れていかれたんです。車券を買う窓口に並ばされました。きっとうちはお金持ちじゃないから、こういうガラの悪いところに来るんだろうなあと子供心に思いました」

そんなダンカン少年に驚くべきことが起こった。

「父がクルマを買ったんです。あれ? うちはそんなに貧乏じゃないのかもしれない。父のことを見直したというか、クルマが納車されたときのことは鮮明に覚えています。ナンバーは7394だった」

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