日産が、北米向け大型クロカンSUVのアルマーダに、NISMO仕様を初設定した。
フェアレディZ NISMOとペアで乗りたい!
アルマーダは2003年、パスファインダー・アルマーダとして誕生した。かつてのテラノの系譜に連なるパスファインダーの上級機種という位置付けだったが、2005年に独立。2016年には2代目、2024年には3代目となる現行モデルが登場した。2代目以降は、中東向け大型クロカンであるパトロールの兄弟車となっている。

NISMO仕様は、先代パトロールには設定されたが、アルマーダでは初のラインナップ。3.5リットルV6ツインターボのVR35DDTTは、通常仕様より35psアップの466psを発生するNISMO専用チューンだ。排気音も制約を緩め、より音量を上げている。502psのパトロールより出力が低いのは、アメリカの排ガス規制への適合などによるものだろう。

アダプティブ電子制御エア・サスペンションや電動パワーステアリングもNISMOがチューニングし、よりダイレクトでドライビングを楽しめるハンドリングに。さらに、22インチ鍛造ホイールとハイ・パフォーマンス志向のタイヤも、専用開発品を奢っている。

スタイリングは、パトロールNISMOに準じるもので、フロントには赤いラインと立体的なハニカム・メッシュを用いたVモーション・グリルや、カナード形状のスポイラーを装備。サイド・ステップやリア。スポイラーも、NISMO専用デザインとなる。

フレアしたフェンダーと赤いブレーキ・キャリパーも、パフォーマンス・モデルであることを感じさせる変更点。ステルス・グレーのボディ・カラーは、GT-Rやスカイラインなどでも採用されたNISMOモデルの専用色だ。

インテリアは、電動ボルスター調整機能付きのスポーツ・シートを搭載。表皮はチャコールのキルト加工レザーをベースに、スウェード調の背面と座面、スティッチは赤としたNISMOだけのスタイルだ。2列目キャプテン・シートの7人乗り仕様で、他グレードで選択できる8人乗りは未設定。ペダルはアルミで、マルチ・カラーのアンビエント・ライトも装備する。

パトロールに続き、アルマーダにも設定されたNISMO仕様。日本でも、NISMOを擁してサファリを再投入すれば、いまだ納期が長期化しているトヨタ・ランドクルーザーの潜在需要を、多少なりとも取り込めるのではないか、というのは門外漢の単純な考えなのだろうか。
文=関 耕一郎
(ENGINE Webオリジナル)