2025.08.19

CARS

キャビンは1+1レイアウト? 16台限定のベントレー・マリナー・バトゥール・コンバーチブルが生産開始に

ベントレー・バトゥール・コンバーチブルの第1号車がお披露目された!

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ベントレーが、マリナー・バトゥール・コンバーチブルの第1号車を公開した。

インテリアが超個性的!


クーペ同様、ベントレー史上最強の最高出力/最大トルク750ps/1000Nmを誇る6リットルW12ツイン・ターボを搭載したオープン・モデルで、開発車両の0号車に続き、いよいよ市販モデルが完成した。



バトゥールは、オープン2シーターのバカラルに続き、ビスポーク部門のマリナーが製造を担当。マリナーといえば、ルーツは250年以上前に創立された世界最古のコーチビルダーであり、ベントレーはこのバトゥールをコーチビルド・モデルと呼ぶ。



その位置付けを裏切らず、1台ごとに個性的な仕上げが施されるが、この1号車はとくにインテリアが独特だ。

カプセルと銘打ったドライバー・フォーカスのコックピット・エリアはベルーガ・ブラック、助手席側はホワイト系のリネンで彩られている。この左右のコントラストを効かせたインテリアを、ベントレーは“ワン・プラス・ワン”と称する。



シート・ベルトやキー・ケース、専用バッグも、この2色で一対となる。

アルカンターラのシート表皮には、マンダリンとリネンのスティッチを施し、ドライバーの周囲はマンダリンのラインをめぐらせた。



シートとその背後の積載スペース、そしてドア・パネルに見られる、さざなみのような山型の連続は、バトゥール・パターンという呼称が与えられた。ちなみにバトゥールの名は、バリ島のキンタマーニ高原にある美しい湖に由来する。



ダッシュボードやドアの加飾パネルは、控えめなスピン加工を施したサテン・ブラックで、センター・コンソールはグロス・ベルーガのウッドパネルを設置。センターに並ぶ3連メーターは、ベゼルがベルーガ、盤面が明るいチタン・カラーだ。

ステアリング・ホイールは、外側がベルーガ、内側がリネンで、マンダリンのクロス・スティッチが入り、頂点には切削チタンのセンター・マークが取り付けられる。シフト・パドルやコラム・レバーの回転部、丸い送風口のインナー・リングやオルガン・ストップ式の送風コントロール・レバーも、切削チタンを用いた。ドアシルのトレッド・プレートには、車名とシリアル・ナンバーのイルミネーションが光る。



エクステリアは、ボディ・カラーがオパール・フィニッシュのシルバー系で、両側をマンダリンのピン・ストライプで飾ったグロス・ブラックのセンター・ストライプが縦断。トノカバーには、ストライプと同色のバトゥール・パターンが刺繍される。グリルやホイールも、ブラックとマンダリンのコンビネーション。シート後方のフェアリングは、シートと同色だ。



クーペのバトゥールより2台少ない16台を販売する予定だが、それらすべてがオーナーの嗜好を反映したオンリーワンの仕様として生産される。なお、グロスとサテンのバーミリオンを織り交ぜたボディ・カラーが鮮やかな0号車は、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでのお披露目に続き、アメリカ大陸へと運ばれ、モンテレー・カー・ウィークに参加する。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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