2025.12.16

CARS

EVになっても守り抜かれたアウディ伝統の味!熟成を重ねた最新型「RS e-tron GT パフォーマンス」に箱根のワインディングで試乗

最新型アウディ「RS e-tron GT パフォーマンス」に箱根のワインディングで試乗した。

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まるでエンジン車の特性

ただし、そういった特性はエンジン車を含むほぼすべてのアウディに共通する特徴でもある。そしてRS e-tron GT パフォーマンスは、純粋にその伝統を引き継いだだけといえないこともない。

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「RS e-tron GT パフォーマンス」のインストルメントパネル。

それでいえばパワートレインのコントロール性が高いのもRS e-tron GT パフォーマンスの美点といっていい。

最高出力は680kW(約924ps)に達するが、低速走行時にはそんなことをおくびにも出さず、スロットルペダルを踏み込めば漸進的にパワーが高まるエンジン車的な特性に躾けられている。

EVの刺激的な加速感を強調したがるどこぞのEV専業メーカーとは大違い。そして既存の自動車メーカーのなかにも、EVにそうした刺激性を盛り込もうとした例はなきにしもあらずだったように思う。

ただし、アウディは違った。EV時代を迎えても、彼らは自分たちの伝統を守り抜こうとした。

「EVになってもアウディの味は変えない」

私がRS e-tron GT パフォーマンスに強く惹かれる理由は、おそらくこの点にあるのだろう。

■アウディRS e-tron GTパフォーマンス
駆動方式 前後2モーター式4輪駆動
全長×全幅×全高 4995×1965×1380mm
ホイールベース 2900mm
車両重量 2350kg
トレッド(前/後) 1700/1665mm
エンジン形式 フロント:交流誘導電動機/リア:交流同期電動機
バッテリー総電力量 105kWh
最高出力 925ps(680kW)
最大トルク 1027Nm
トランスミッション フロント1段/リア2段
サスペンション(前) ウィッシュボーン/エア
サスペンション(後) マルチリンク/エア
ブレーキ(前後) ディスク
タイヤサイズ(前,後) 265/35R21,305/30R21
車両本体価格(税込) 2469万円(+オプション総額490万円)

文=大谷達也 写真=望月浩彦

(ENGINE2026年1月号)
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