2026.01.01

LIFESTYLE

【名作住宅の憧れの“お風呂” ベスト10】1位は異次元の非日常空間 どれに入ってみたい? 

雑誌『ENGINE』の連載「マイカー&マイハウス」から魅力的なお風呂を選びました。

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雑誌『ENGINE』の連載「マイカー&マイハウス」では、これまでスタイルのある住宅・別荘をとりあげてきました。外観、リビング、所有車など、どの家にもそれぞれ個性があります。その中で今回はバスルームに焦点を当て、「入ってみたいお風呂ベスト10」と題して、過去の記事の中から魅力的なお風呂のある住宅をランキング形式で紹介してみました。

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審査員は、これまでマイカー&マイハウスを担当してきたジョー スズキに加え、住宅だけでなく温泉旅館も設計する建築家の彦根明さん。マイカー&マイハウスの企画を立ち上げた編集者の塩澤則浩さん。ENGINE Webの担当者の眞部菊実さんの4人です。それでは、カウントダウンを。

***

10位 スカイツリーが見える下町の家

バスルームがあるのは、2.5階相当の最上階。そこからスカイツリーも見える、風呂好き家族の下町の家。すぐ横に、隣家が迫っているとは思えない開放感。バスルームのガラス窓の向こうには屋上テラスが見え、広さを感じさせる工夫も。



塩澤 隣家が迫る都心の立地で、プライバシーと開放感を両立させている。しかもこれだけの広さ。建築面積を考えたら、普通はユニットバスで、下手をしたら窓もない。小さな家でも魅力的なお風呂が作れる可能性を示しており、これから家を建てようという人への後押しになる。

ジョー テラスには簡単に出られるので、クールダウンにも良い。

眞部 夜、灯を消して、ライトアップされているスカイツリーを眺めてみたい。

彦根 防水が良くなって、今は上の階にもお風呂が作れるようになった。図面を見ていたら、もっと高く評価していたかもしれない。上手い。

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10位。スカイツリーの見える、最上階のバスルーム。朝の洗顔、歯磨きも心地よい空間。窓の外のテラスにも、ここからアクセスできる。
設計:都留理子建築設計スタジオ

9位 2階に露天風呂がある、宇宙船のような家

高度なソフトを用いたからできた、個性的な造形。2階にある半屋外の露天風呂は、施主のたっての希望で設けられた。別途1階にも、立派なお風呂がある。バスタブに浸かった際、経営するレトロ喫茶の向こうの山に、施主の先祖に繋がる足利氏の神社が見える配置。



眞部 半屋外になっていて、気持ちよさそう。開放感、露天風呂と私好み。視線の先に家族の歴史につながるものが見えるものも良い。どこかオープンカーを連想させる空間。

彦根 手前に、小さいながらも洗い場を設けている点もポイントが高い。

ジョー これまで100軒以上取材してきたが、露天風呂のある家は初めて。家庭で露天風呂を作る際に気を付けることは?

彦根 雨が体に当たるのは気になるもの。逆に雨が降っても、雨に当たらず湯船に入れると満足度は高い。屋根が大事。露天風呂は気持ちが良いが、蚊も来るうえメンテナンスも大変。旅館ならともかく一般家庭では、窓を全開にできるようにするのが現実的かもしれない。ただしお風呂のガラスは汚れやすいので、美しく保つには手間がかかる。

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9位。半屋外の露天風呂。左手にちょっとしたシャワーエリアが用意されている。正面の山に、先祖ゆかりの神社がある。
設計:FUJII DESIGN STUDIO(藤井兼祐)

8位 南国リゾートのようなバスルームの家

どこまでが家でどこからが屋外なのか、庭で暮らすような家。敷地はおよそ2000平方メートルで、半分は雑木林。面積にして約220平方メートルもあるガルバリウムの大屋根の下に、庭を囲んで小さな建物が3棟。それぞれが母屋、バスルーム+収納、アトリエで、床面積の合計は60平方メートルほどしかない。湯船に浸かると、上の窓の向こうに、林のご神木的存在である桜の大木が見える設計。お風呂・トイレは、カーテンで仕切れるようになっている。階段の上は収納。



塩澤 
日本の住宅でこんなことができるんだ、という開放感。お風呂もオープンでビックリ。インドネシア取材で泊った小屋を思い出した。 

眞部 内装のバラック感がすごい。森との対比も。

彦根 バラックだけど、窓の下のオレンジのタオルが上手い。ライフ・スタイルとして素敵。

ジョー ゆっくりお風呂に浸かって、窓の向こうの満開の桜の景色を眺めてみたい。 

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8位。シンプルだが潔いデザインのバスルーム。仕上げは質素だが、窓の外の景色は贅沢。階段を上った先は収納。
設計:玉田脇本建築設計事務所

7位 風呂上がりの格好で海を見に行ける家

場所は、サーフィンのメッカとして知られる海を前にした台地の上。海までの距離、100m。敷地は1000平方メートル。風が強い土地のため、風速50mの風にも耐えるよう、建物が土の中に半分埋まったような家。



眞部 この家は、塩澤さんがweb用の記事に付けた長いタイトルが忘れられない。

塩澤 本文にあった『朝、シャワーを浴びて、そのままの格好で冷蔵庫から取り出したオレンジジュースを持って庭に出て、海を見ながら飲める家』をそのまま採用。

ジョー お風呂から遠くに海が見えるのも良い。しかもお施主さんの希望した通り、誰からも覗かれずに、風呂上がりの格好で、そのまま芝生の庭を横切ることができるのは魅力的。敷地の南端で眼下に広がる海は美しく、いくらでも眺めていられる。風呂上がりのオレンジジュースが、たやすく想像できた。

彦根 なんといっても敷地が素晴らしい。

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設計:mA-style architects

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