2026.01.11

CARS

あの「トヨタ80スープラ」のダッシュボードが復刻! 進む「GRヘリテージ・パーツ」の拡充【東京オートサロン2026】

なんと「トヨタ80スープラ」のダッシュボードが復刻!

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旧車人気が高まりを見せ、東京オートサロン2026の会場でも美しい仕上がりのレストア車両を数多く見かけた。

クラシックカー愛好家の悲しみを少しでも解消へ!


しかし、旧車の維持には、パーツの確保という避け難い課題がつきまとう。外装については、補修やアルミやカーボンなどへの素材置換も含めた新造ができるパネルより、灯火類やモールなど小物の入手が難点になりがち。また、内装に多用される樹脂パーツも、破損すると修復しづらく、新規で起こすのも難しい。

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そうしたパーツは、地道な中古探しや、多少の破損に目をつぶることを強いられる。そんな旧車乗りの悩みに取り組むのが、トヨタのGRヘリテージ・パーツだ。2019年にプロジェクトがスタートし、GRスープラの国内向け発表会で、70/80スープラのパーツ復刻を行うことが明らかにされた。

その後も対象車種を2000GTやAE86カローラ・レビン/スプリンター・トレノ、そして40/60/70/80系ランドクルーザーへと広げ、車検に必要だが社外品がない部品を中心に展開している。



今回、このGRヘリテージ・パーツで目を引いたアイテムはふたつ。まずは80スープラのダッシュボードで、試行錯誤を経て完成に漕ぎ着けた。すでに販売されているパネル類は、前後期それぞれの形状や当時物の質感の再現を図られているが、ついに大物であるインストルメントパネルの本体も完成したのである。



同時期のトヨタ車オーナーとしては、硬質樹脂が剥き出しのパネルなどに比べ耐久性が高いという印象だが、事故などで破損して修理に難儀している場合なども考えられる。価格は未定とされていたが、要望があれば積極的に販売を検討するそうだ。



もうひとつが、4A-GE型エンジン用のシリンダー・ヘッドとブロックだ。2002年に生産を終了したが、AE86を主とする搭載車は「頭文字D」などコミックの影響や旧車ブームを受けて人気が高まっている。長年乗り続けるオーナーだけでなく、不調車や不動車を再生したいというニーズからも、エンジン主要部品の供給は待望されていた。

復刻については2025年秋に発表済みで、先行予約も実施したが、今回は一般受注を2026年2月1日に開始することがアナウンスされた。そのため、説明員へ熱心に質問する来場者の姿も多く見受けられ、期待度の高さが感じられた。



可能な限り当時物を再現するべく、設計図ではわからない点は現物をX線やCTスキャンで確認することもあるというGRヘリテージ・パーツの部品復刻。さらに、最新技術やより適した素材を用いることで、より高品質に仕上がっているものもある。



長年連れ添った愛車を、小さな部品の欠品で維持できなくなる旧車乗りの悲しみが、ひとつでも多く解消されるよう、さらなるラインナップ拡充を願いたいが、ブースにはそれを期待していいと思わせる熱意が感じられた。

文=関 耕一郎 写真=高桑秀典/トヨタ

(ENGINE Webオリジナル)

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