2019.03.20

LIFESTYLE

【人気連載】設計を依頼したのは、なんとニューヨーク在住の建築家! ”超遠距離家づくり”でかなえたブルックリンスタイルの理想の暮らしとは

リビングは日本で暮らしているとは思えないような空間だ。

全ての画像を見る
外観は無機質に

advertisement


さて、崎野さんたちは早く自分の家に引っ越したかったので、土地は1カ月で見つけた。作りたかったのは、外観は無機質だが、内部は暖かな雰囲気の家。東側(建物の右手)は公園で、家が建つ可能性が無い立地なので、外から室内が見えない高い位置に大きなガラス窓を設け、雨戸もカーテンも無いシンプルな作りとした。

一方家の中は、どの場所にどの家具を置くか、予め決めた上で設計を行っている。ピンタレストを使って好みのイメージを伝え、スカイプでやりとりしながら、最後の設計が完成するまで1年。日本人ユニットではあるが、タカティナはアメリカの建築資格しか持たないため、家を建てる際には工務店との間に日本の建築士をたてて対応した。面白いことに、日米の建築基準が異なるうえ、担当した大工さんの腕が良かったため、浮かんだデザインの階段は、アメリカで作るよりも、はるかにコストを抑えることができたという。

完成したお宅は、1階がリビングダイニング。ミニマルな造作キッチンは、道具や食器、食材を扉の付いた収納で隠してしまうのではなく、見せることを意識したオープンシェルフを採用。2階の階段ホールを子供たちの勉強スペースとし、個室に引きこもらないようにと、子供部屋には扉を設けず、カーテンで仕切る造りとなっている。

無機質なイメージの外観に比べて、暖かな雰囲気の内部空間。客人を招くことも多く、その時はキッチンの周りに人が集まる。

クルマでキャンプへ

センスの良さに目が行く崎野さんだが、意外にも趣味はスポーツ。寝室にはバーベル類が置かれ、日々の筋トレは欠かさない。しかも週2回は10kmも走るランナーで、フルやハーフのマラソンにも出るが、なんといっても山を走るのが好き。サーフィンや、スノーボードを楽しむこともある。そして月に何度か、家族でキャンプに行くのがライフスタイルとなっている。「子供たちと一緒に料理を作るのも楽しいですが、同じテントに寝て、できるだけ子供とコミュニケーションをとる機会を作りたいんです」

こうした活動的な生活を実現するために選んだクルマがBMW218iアクティブ・ツアラー(2016年型)だ。クルマに求めたのは、キャンプなどの道具を積める実用性。そのうえしっかりした品質を備えていて、走って面白く、何より自分らしいこと。言われてみると、都会的でスポーティという点で、崎野さんとアクティブ・ツアラーは共通する点が多い。二人のお子さんが成長して思い出すのは、お洒落なインテリアの家で育ったことだけでなく、家族でクルマに乗ってキャンプに出掛け、何もないテントの中で、親子で語り合ったことかもしれない。

文=ジョー スズキ 写真=山下亮一



■建築家:TAKATINA  タカアキとクリスティーナのカワバタ夫妻によって2003年に設立された、ニューヨークを拠点とする建築ユニット。二人とも日本生まれだが、アメリカで教育を受け、卒業後に現地の建築事務所に勤務。世界的なファッション・ブランドの店舗や、著名なシェフのレストランの設計に携わってきた。個人住宅の設計も手掛ける。写真は最新の住宅事例。

■最高にお洒落なルームツアー「東京上手」がYouTubeチャンネルでスタート!
雑誌『エンジン』の大人気企画「マイカー&マイハウス」の取材・コーディネートを担当しているデザイン・プロデューサーのジョースズキさんのYouTubeチャンネル「東京上手」がスタート。建築、インテリア、アートをはじめ、地方の工房や名跡、刺激的な新しい施設や展覧会など、ライフスタイルを豊にする新感覚の映像リポート。素敵な音楽と美しい映像で見るちょっとプレミアムなルームツアーは必見の価値あり。ぜひチャンネル登録を!


(ENGINE2018年01月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement