2019.12.09

CARS

第46回東京モーターショーで発表された注目のニューモデル/ホンダ

思いのほか、豊作だった。

多数の賛否両論が聞こえてきた今回の東京モーターショーだが、出展車両だけに限って見れば、なかなか見所の多かったショーだったと思う。どう考えても実現不可能な絵空事のコンセプト・カーは少なく、欧州のモーターショーのように東京が初公開となる市販車、もしくは近日発売予定の新型車が数多く見られた。そんな「東京ショーも随分大人になったな」と感じられる内容だったことも、満足度が高かった要因のひとつかもしれない。


展示車両の中で一番のトピックは、ホンダ・フィットとトヨタ・ヤリスという日本を代表する2台のスモール・ハッチバックが同時に世界初披露されたことだ。「欧州でガッツリ勝負したいのね」というヤリスに対し、フィットは従来モデルのイメージを残しつつも愛らしい感じのスタイリングに仕立てるなど、日本市場をかなり強く意識しているように見える。果たしてどちらが好まれるか?発売はどちらも2020年2月からの予定。


フィット以外の注目車種をいくつかご紹介。マツダMX-30。欧州市場を主軸に据えた電気自動車で、日本にも導入される。


ショー終了後に正式発表されたダイハツのスモールSUV、ロッキー。トヨタ版も有り。


スバルはレヴォーグの次期モデルのデザイン・スタディを出展。ほぼこのままのデザインで2020年に発売されるはず。


アルファードの上を行く大型ミニバン。開発、生産はトヨタ車体が担当。


文=新井一樹(ENGINE編集部)

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