エスプリはライバル?
安季子さんは「お風呂上がりにすぐ小屋(ガレージ)にこもっちゃう。まるで愛人がいるみたい。私のライバルはエスプリ」と苦笑いするが、もちろんエスプリが嫌いなわけではない。「音も素敵だし、加速がイイ。シフトやクラッチの操作にけっこう力が必要だから私は運転できないけれど、彼が満足しているのが一番」と優しく微笑む。
数少ない安季子さんの悩みは、公哉さんが自分のエスプリだけでなくエリーゼにも手を入れたくてしかたがないことと、公哉さんの走りが少々元気なことのようだ。
「エリーゼは乗り降りする時のライトくらい、もう少し明るいのがあったら楽だと思う」「いやいや、”エリーゼは触っちゃいかんよ”と常々言ってますよ」「ツーリングとかでちょっと飛ばすと怒るしね。素晴らしいコーナリングあってのロータスなのに」「だって1ミリ空いていたらぶつからないよ、なんて冗談を言うんですよ、この人(笑)」
......こんな具合に終始息はぴったり。そして2人とも、エスプリとエリーゼ以外、欲しいクルマはないと声を揃える。紅白2台のロータスは安住の地と頼れる主人たちを得て、幸せに違いない、とボクは思った。
文=上田純一郎(ENGINE編集部) 写真=阿部昌也 取材協力=ACマインズ
(ENGINE2020年3月号)
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