2021.05.01

CARS

ナビゲーターじゃ我慢できない! ポルシェ356Bカルマン・ハードトップ・クーペや914でクラシックカー・ラリーを楽しむ最高に素敵な母娘!

ポルシェ356Bカルマン・ハードトップ・クーペや914でクラシックカー・ラリーを楽しむ母と娘

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クラシックカー・ラリーにエントリーするクルマの年代に合わせてファッション・コーディネートも楽しむというオシャレな母娘を群馬に訪ねた。モータージャーナリストの西川淳がリポートする。

取材は60年代のファッションで

クラシックカー・ラリーの世界はファッショナブルである。ドライバーとコ・ドライバーの2人1組で戦うわけだけれど、強いチームは自分たちのファッションにも気を遣っていて、たいてい自分たちがその日エントリーしたモデルの年代やブランドに関連したものか、イベントに由来するウェアをお揃いで着こなしておられる。頭から爪先まで二人揃っている方が断然かっこいい。そして、競技性が強くなればなるほどスポーティな装いになっていく。

356がレストレーションに出ている間はもっぱらこの71年式914 1.7か父のBMW2002ターボでラリーに参戦した。ワインディング・ロードや高速道路では914の方が圧倒的に楽しく、356に比べれば坂道もラクという。エミイさん自身はRRとミドシップの違いやメカニズムもよくわかっていないと言うけれど、乗ればまるで違うと分かるあたり、感性の鋭いドライバーというわけだ。エミイさんはラジオ高崎「Very Merry Emii」に毎週土曜日、生出演する。www.emii.jp


コンペティションにふさわしい機能的なユニフォーム・スタイルがオススメ、というわけだが、この二人はいつも違っている。スタートの朝からパーティが始まるかのようなお揃いのファッションで現れては、ギャラリーやエントラントの注目を集めている。

ミユキさん、エミイさんの母娘だ。撮影の日も356でラリーに出ると思って場所まで来て、とお願いしておくと、60年代スタイルのヘア&メイク、ファッションで来てくれた。エミイさんは「ミニの女王」ツィッギーを意識したスタイルで、母ミユキさんのコーディネーションも彼女が考えた。二人とも本当に頭から爪先までバッチリ、キマッている。

エミイさんはプロのシンガーソングライターで、来夏には9枚目のアルバムを出そうと、現在曲作りの真っ最中らしい。群馬特使や地元安中市の観光大使も務めている。普段遣いは白のマカン。仕事で東京と群馬を行ったり来たりすることが多いから、4年間でなんと21万キロも乗った。新幹線の方がラクじゃない?と尋ねてみれば、「公共の交通機関ってパンクチュアルだから焦るの」と曰った。「発車時刻にね、駅に着いたら電車がもう出て行ってしまっていて」。なるほど、海外生活が長かったから、かも知れない。

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