着けるだけで元気になるスポーツモデルが充実今年もセイコーは幅広いコレクションを展開するが、なにより注目なのは、スポーツウォッチの新作。「プロスペックス」では、とりわけ1960年代から70年代に先駆的役割を演じたセイコーダイバーズの系譜を受け継ぐモデルが見どころ。ハイライトは冒険家の植村直己生誕80周年を記念して、1970年の機械式ダイバーズを現代的にデザインしたモデル。登山つながりでは、1959年に発売された初代「アルピニスト」のデザイン復刻モデルも興味深い。いずれも、レトロなスポーティデザインや実用性が日常生活に元気をくれる。
SEIKO(セイコー)/プロスペックス 1959 アルピニスト 復刻デザイン
1959年の「ローレル アルピニスト」の特徴的なデザインを再現しながら、ダイアルや風防、ムーブメントなど大幅にスペックアップ。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径36.6㎜、10気圧防水。世界限定1959本。税込33万円。8月6日発売予定。
SEIKO(セイコー)/プレザージュ プレステージライン シャープエッジド シリーズ
エッジの立ったデザインが特徴の「シャープエッジシリーズ」に登場した新作は、日本の伝統的な「麻の葉模様」を採用したカラーダイアルにGMT機能をプラス。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径42.2㎜、10気圧防水。税込15万9500円。時計ジャーナリスト・菅原 茂はこう見た! 深海や高山などの過酷な環境で使われた時計に惹かれるのは、タフな造りや高機能が頼りになり、時計がパワーを与えてくれるからだ。歴史背景が加わればなお効果的。植村直己 にまつわるモデルがそう。冒険家のようにポジティブに生きる活力が湧いてくる気がする。
ENGINE編集部・前田清輝はこう見た! 復刻と現代デザイン。ともに培ってきたレガシーを異なるアプローチで結実させたアルピニストとダイバーズは、どちらも色褪せない魅力で未来のヴィンテージになりそうな予感。また、「プレザージュ」にもGMTモデルが登場。やはりスポーティとGMTは要注目だ。
文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)
(ENGINE 2021年5月号)