2021.09.24

CARS

遂にBMW・M3とM4も4WD化 後輪駆動と4輪駆動の使い分けが可能

2021年1月に日本へ導入されたM3としては6世代目となる新型BMW・M3セダンとM4クーペに4輪駆動モデルが追加設定された。

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後輪駆動より60kg増加

4WDが用意されるのは、M3とM4のいずれもコンペティション仕様で、後輪駆動モデルと同じ510ps/650Nmの3.0リッター直6ツインターボを搭載する。車両重量は、M3が1800kg、M4が1790kgで、2WDモデルに対し60kg増加している。





後輪駆動も楽しめる

4WDシステムのM・xドライブは、通常のxドライブにアクティブMディファレンシャルを組み合わせ、Mモデル専用のシステムで制御。また、姿勢安定制御装置のDSCも装備し、さまざまなシチュエーションに対応する。

基本設定はDSCがオンの4WDモードで、安定性と運動性能を両立。Mダイナミック・モードを選択すると後輪への駆動力配分とスリップ許容量が増加し、後輪駆動的な要素も感じさせるハンドリングを味わえる。

さらにDSCをオフにした際には、「4WD」、「4WDスポーツ」、「2WD」の各モードが選択可能だ。「4WD」はトラクションと操縦性をバランスさせたセッティングで、「4WDスポーツ」ではステアリング特性の精度を上げ、トラクション性能も向上させることでスポーティさを高める。「2WD」では後輪駆動となり、さらに挙動を制限する制御システムをカットしたダイレクトなドライビングを堪能できる玄人好みのセッティングだ。







30万円高の設定はバーゲン・プライスかも

また後輪駆動モデル同様、サーキット走行を想定したトラック・パッケージも用意される。先進安全機能を排除して約25kgの軽量化を実現し、カーボンセラミック・ブレーキやカーボンのバケット・シート、最高速度を通常よりも40km/h高い290km/hに引き上げるMドライバーズ・パッケージなどが装備される。

4WDモデルの納車は9月末以降となる予定。価格はM3の標準モデル、コンペティションM・xドライブが1354万円、トラック・パッケージ付きが1466万円、M4コンペティションM・xドライブが1378万円、同じくトラック・パッケージ付きが1490万円。いずれも後輪駆動モデルの30万円高となっている。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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