2021.12.15

CARS

SUVクーペとハイブリッド 流行のアイテムを組み合わせたルノーの新しいSUVに日本初試乗

ルノー初のSUVクーペにしてハイブリッド車でもあるアルカナが、来年春に日本に上陸するという。なぜクーペSUVなのか、なぜハイブリッドなのかという疑問については、後日、オンライン・インタビューの記事でお届けすることにして、ここでは日本仕様の先行生産車に特設コースで試乗した印象をお届けしたい。

CセグメントサイズのSUVクーペ

アルカナはCセグメントのSUVだが、プラットフォームはルーテシアやキャプチャー、先日2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した日産ノートなどひとつ下のBセグメントと同じ、「CMF-B」を用いる。

欧州仕様のホイールベースはキャプチャーより80mm長い2720mmで、ボディ・サイズは全長4568mm×全幅1821mm×全高1576mmと、ほかのフランス車でいえばプジョー3008に近いボリュームなので、たしかにCセグメントだ。

クーペSUVらしい流れるようなルーフラインを持つスタイリングは、横長で水平基調のヘッドライトや中央のエンブレムまで伸びるテールライトなど、同じルノーのCセグメント・モデルであるメガーヌとの類似性を感じた。



クーペでも居住性を犠牲にしていない

試乗車は日本での販売を検討しているというスポーティな「R.S.ライン」で、キャプチャーのそれに似たインパネにはカーボンパネルや赤いストライプが施され、赤いステッチが入ったシート表皮の一部にアルカンターラを奢る。

さすがルノーといえるのは、リアにも身長170cmの僕が楽に座れること。座面を低くしたりしていないので自然な姿勢が取れるし、頭がルーフに触れることもない。480リッターの荷室容積を持つラゲッジスペースは奥行きがたっぷりしているうえに、リア・ゲートが前後に長いので奥のものも出しやすい。



ルノー独自のハイブリッドを採用

このデザインと同じぐらいアルカナで注目なのが、E-TECHと呼ばれるルノー独自のハイブリッド・システムだ。1.6リッター直列4気筒自然吸気エンジンと2つのモーター、ドッグクラッチ式トランスミッションからなるもので、F1のパワートレインを参考に設計された。ルノーはこれをディーゼル・エンジンの代わりと位置付けている。

欧州仕様の最高出力と最大トルクはエンジンが94ps/15.1kgm、メインモーターが49ps/20.9kgm、HSG(ハイボルテージ・スターター・ジェネレーター)の役目も担うサブモーターが20ps/5.1kgmで、システム全体では143psになる。リチウムイオン電池の容量は1.2kWhだ。



15のモードを使い分ける

トランスミッションはエンジンとメインモーターにそれぞれ1つずつ備わる。エンジンと組み合わされるのは4段、メインモーターは2段で、それぞれにニュートラルもあるので、トータルで5×3=15通りのモードを持つ。加えてサブモーターのHSGも必要に応じて駆動や回生を行う。

エンジン車のルノーと同じ、「マイセンス」、「スポーツ」、「エコ」の3つのドライブ・モードを備え、スポーツ・モードでは2つのモーターでエンジンをアシストするなど、モードに応じて様々な切り替えを行うとのことだ。

プラグインを含めた現行のハイブリッドでもっとも複雑なメカニズムの持ち主であり、機構の説明だけでは理解できないという人もいると思うので(自分もそのひとり)、先行生産車に乗った印象とともにハイブリッドの働きをお届けしよう。



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