2022.04.12

CARS

エントリーEVでもしっかりとメルセデス流 メルセデス・ベンツEQA250に5人のモータージャーナリストが乗った!【2022年エンジン輸入車大試乗会】

メルセデス・ベンツ EQA 250

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2022年上半期の注目モデル34台を大磯プリンスホテルの大駐車場に集め、38人のモータージャーナリストがイッキ乗りした恒例の大型企画、エンジン大試乗会。小型SUVのGLAをベースにしたEVで、メルセデスEQのエントリーモデルであるEQAには、清水草一、吉田由美、石井昌道、斎藤慎輔、佐野弘宗の5人のジャーナリストが試乗した。

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メルセデスのEV第2弾は小型SUVのエントリーモデル

メルセデス・ベンツから登場した電気自動車(EV)ブランド、メルセデスEQの新型車は、コンパクトSUVタイプの「EQA」。「EQC」に次ぐ第2弾で、小型SUVのGLAをベースにしたエントリー・モデルだ。容量66.5kWhの駆動用リチウム・イオン電池は床下に格納され、航続距離はWLTCモードで422km。普通充電(AC200V)と急速充電(CHAdeMO)に対応した充電システムを搭載。フロント横置きモーターで前輪を駆動する。最高出力190ps/3600~10300rpm、最大トルク370Nm/1020rpmを発生する。0~100km/h加速は8.9秒、最高速度160km/h。全長×全幅×全高=4465×1835×1625mm。ホイールベース=2730mm。車両重量=1990kg。車両本体価格640万円。



別格な「ススんでる感」が優越感をそそります/清水草一


EVは守旧派カーマニアの敵です。その思いは一種のレジスタンス。十中八九負けることがわかっていても、抵抗せずにはいられないのです。

メルセデス・ベンツEQAは、一般ユーザーにもかなり現実的なサイズと価格のEVゆえ、庶民系守旧派カーマニアとしても、現実的な判断が可能です。で、EV最大の魅力は何なのか?

やっぱり、「静かさ」かもしれません。

EQAは静かで快適です。いまさら言うまでもないことですが、内燃機関の酒池肉林を味わった後にコレに乗ると、とても安らぎを覚えます。未だにバンバンバリバリ言わせていることが、とても野蛮で非文明的に思えてしまうのです。バンバンバリバリが大好きなんですが。

乗り味はメルセデスそのものですが、EVの「ススんでる感」はやっぱり別格。エクステリアもインテリアも、ベースのGLAに準じてはいるけれど、ちゃんとススんでる感が表現されていて、優越感をそそります。我々は抵抗しなければいけないのですが……。

乗員の言葉、ジェスチャー、指先で操作でき、好みや行動を理解・学習しサポートするインフォテインメント・システム、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)を採用。多彩な機能を簡単に使えるインターフェイスだ。

EVでも自分で操ってる感が感じられて、素敵!/吉田由美

メルセデス・ベンツのEVブランド「EQ」第2弾「EQA」は、EQシリーズの最小SUV。コンパクトSUV「GLA」ベースなので日本でも扱いやすいサイズです。そしてよくできてます! 試乗したEQA250は66.5kWhの大容量バッテリーを搭載し、満充電での航続距離(WLTCモード)は422km。エクステリアは丸みのあるクーペのようにスタイリッシュで、そこにブラックパネルのフロント・グリルがドーン! このデザイン、好きです。ドライブ・モードはエコ/コンフォート/スポーツ/インディビジュアルの4段階。モードごとにアクセルひと踏みの感覚がわかりやすく違います。しかしどのモードでもモーターならではの加速は気持ちイイ。電子音のウィーンという音が個人的には気になりますが、これは車内が静か故、気になるとも言えます。そしてパドルシフト。これまでのパドルシフトは、シフトアップやダウンに使い、運転をダイレクトに楽しむものですが、EQAではブレーキの回生量を変えるために使い、使ってみるとこれも楽しい。自分で操ってる感はEVにも重要です! 素敵!



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