2022.05.12

CARS

アジアのテスラになれるか? 電気で勝負を賭ける新生ヒョンデの魅力

ヒョンデ・アイオニック5ラウンジAWD

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2009年末の日本撤退から早12年余り、韓国自動車界の雄が再び帰って来た。前回の反省を踏まえ、車種を電動車に絞り、販売もネットに特化するという。果たして、今回は悲願の成功を手にすることはできるか?

日本のユーザーへ受け入れられるために

2009年12月に9年間の活動に終止符を打ち、日本の乗用車市場から撤退した韓国の自動車メーカー、ヒョンデが帰って来た。話を続ける前に注釈を2つ。ひとつ目は撤退を乗用車市場と限定したのは、2010年以降も大型バスの販売を続けるとともに、日本の研究開発拠点を運営し続けていたから。



もうひとつは、今回の再上陸を機に社名の読み方がローマ字読みの「ヒュンダイ」から本来の発音である「ヒョンデ」に変更された。この改名は社名を正確に呼んでもらいたいという狙いもさることながら、前回の苦い記憶を断ち切りたいという思いもあったに違いない。

今振り返ってみても2001年から始まったヒョンデの第1期は厳しい闘いだった。それなのに韓国自動車界の雄は再び日本へ戻ってきた。その原動力は何なのか、そしてそのタイミングがなぜ今なのか。



日本復活プロジェクトがスタートしたのは2018年半ばだという。北米や欧州で成功しているのに、なぜ世界で三番目に大きい自動車市場の日本にヒョンデはいないのか、そのことを疑問に感じた当時のヒョンデ自動車副社長(現社長)が、同じく当時のヒョンデ・グループ副会長(現会長)ともに、真のグローバル・ブランドになるには日本のお客様に受け入れられることが不可欠と考え、再上陸を画策したそうだ。



2度目の挑戦にあたりヒョンデが採った戦略は、電気自動車(EV)や燃料電池自動車といった内燃機関を持たないクルマに特化すること、そして、ディーラーを持たないことだった。フルラインナップ・メーカーを目指し、大金を使ってディーラー網を築いた第1期での失策から学んだ結果だという。販売はネットで、整備は契約した自動車整備工場で行うことがアナウンスされている。

そして復帰第1弾の命運を左右するクルマとして選ばれたのが今回試乗した、アイオニック5とネッソだ。

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