2022.05.03

CARS

これが最後のアウディA8かも 3年半ぶりのフェイスリフトでアップデート

アウディが、A8の改良型を日本市場へ導入する。2018年に登場した現行モデルとしては初めて大幅変更が施されたモデルになる。アウディは2026年以降に内燃機関の新型車を導入しないため、A8はこれが最終モデルになる可能性がある。

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シングルフレーム・グリルを刷新

新型A8のエクステリアは底辺を広げた新形状のシングルフレーム・グリルを採用。左右のエアインテークにはクロームのフレームが追加された。灯火類では、後続車が2m以内に接近した際に警告点灯する機能などを備えた、マトリクスOLEDリヤライトが全車に標準装備された。



全モデルがマイルド・ハイブリッド

パワートレインは全車に48Vマイルド・ハイブリッドと8段ATを採用。「A8・55TFSI」には340ps/500Nmの3.0リッターV6ターボを、「A8・60TFSI」と「A8L・60TFSI」には460ps/660Nmの4.0リッターV8ツインターボを搭載する。今回の改良では最大12kWのエネルギー回生やコースティング時のエンジン完全停止に加え、アイドリングストップの動作速度を高めることで燃費削減を図った。また、高性能モデルのS8には571ps/800Nmを発生する高出力版の4.0リッターV8ツインターボが積まれる。さらに、S8は後輪操舵や積極的にトルクベクタリングを行うリヤ・スポーツ・ディファレンシャルを備える。

アクティブ制御のプレディクティブアクティブ・サスペンションはS8に標準装備、ほかのグレードではオプションで設定。1100Nmを発生する電動モーターを前後左右それぞれのサスペンションに内蔵し、フロント・カメラなどからの情報に基づいて独立制御するシステムだ。路面や走行状況に応じた車両姿勢制御を行うほか、側面衝突が予期される場合には、より剛性の高い部分で衝撃を受けるよう、衝突面の車高を約8cm引き上げる。

発売は7月を予定。価格は1190万〜2050万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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