2022.05.13

LIFESTYLE

開館20周年を迎える箱根のポーラ美術館 パワーアップした新コレクションの楽しみ方

9月に開館20周年を迎えるポーラ美術館

全ての画像を見る

advertisement


ここまで箱根に頻繁に通うようになったのは、ポーラ美術館の存在が大きい。今年の9月で開館20周年を迎えるポーラ美術館は、印象派の作品が充実していることで知られているが、近年は現代美術作品の収集も積極的に行い、より深みのある展覧会を開催しているのだ。

「モネからリヒターへ」は、そんなポーラ美術館の新コレクションをたっぷりと見られる展覧会。印象派を代表する画家・モネから、現代美術の大巨匠として、その名を世界中に轟かせているゲルハルト・リヒターの作品まで、美術の流れを約120点の作品で追っているのだ。二人の間には一見すると共通点はないように見えるけれど、20世紀に入り多様な価値観が生まれたこと、様々な絵画が日本を含め世界中で生まれたことなどがたっぷりの展示品からわかってくる。そのうえで2点ならんだモネとリヒターの作品を眺めると、両者が共通点だらけの作品に見えてくるのだからおもしろい。

ポーラ美術館は、今後も現代美術のコレクションを拡充させ、パワーアップを図ると聞く。だから今後は、箱根詣での頻度がますます増えていきそう。そのときのために、気軽に泊まれる定宿をしっかりと探しておこうかな。



文=浦島茂世(美術ライター)

(ENGINE2022年6月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement