2022.05.14

CARS

日産フェアレディZの追撃を許さない トヨタGRスープラに待望のMT登場

トヨタ・ガズー・レーシング(TGR)がGRスープラの一部改良モデルの内容を発表した。注目はMT仕様の追加。また、さらなる性能向上を目指し、シャシーを中心にした改良が行われている。

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最上位グレードのRZに搭載

待望の6段MTを搭載するのは、3.0リッター6気筒ターボを積む最上位グレードの「RZ」。上部にGRロゴを配した球体形状ノブを採用し、握りやすさと操作しやすさを追求した。自動ブリッピング機能を備え、クラッチとシフトの操作に合わせてエンジン回転数を最適化する。また、MT車専用の室内サウンド・チューニングを施し、加速の盛り上がりを演出する。



新ホイールは1本あたり1.2kgも軽量

そのほかRZグレードには、GRヤリスやGR86との統一性を持たせた新しいデザインの19インチ・ホイールを採用。スポークや断面の形状を見直すことで、従来品より1本あたり1.2kg軽量化しつつ、剛性を高めているという。塗装色はプレミアムチタンダークシルバーとした。

全グレード共通で行われたシャシーの改良は3点。まず、アダプティブ・サスペンションの制御とダンパーの減衰特性を変更してロール・バランスと乗り心地を改善された。次に、スタビライザー・ブッシュの変更で操舵初期の応答性を向上。最後は、シャシー制御システムの見直すことで操舵フィーリングと限界域でのコントロール性を高めたという。



台数限定の新色を設定

RZとSZ-Rに装備されるJBLプレミアム・サウンドシステムは、チューニングを最適化し音質を向上。ボディ・カラーはグレー系とブルー系の2色を新たに追加し、RZにホワイト系の新色を台数限定で用意する。内装にはタン・カラーをオプション設定した。

日本での商談受付は夏頃、納車は秋頃から開始される予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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