2022.07.26

CARS

レクサスの末っ子SUV、UXが進化 走りと先進装備に磨きを掛ける

2022年6月にワールドプレミアされたレクサスの末っ子SUV、「UX」のマイナーチェンジ・バージョンの日本での販売が開始された。新型は走りの味の深化と先進装備の進化をテーマに、2018年の登場以来初の大幅改良モデルとなる。

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溶接点を増やし、ボディ剛性をアップ

走りの味の深化では、ドア開口部にスポット溶接の打点を20点増やすことでボディ剛性をアップ。それに合わせて電動パワーステアリングやダンパーなどの最適化を行った。また、専用設計のブリヂストン製18インチ・ランフラット・タイヤを採用する一方、「バージョンL」ではタイヤをランフラットからノーマルへと変更することで乗り心地と静粛性を向上させた。

さらにスポーティ・グレードの「Fスポーツ」ではパフォーマンス・ダンパーと可変ダンパーを備えたアダプティブ・サスペンション、ステアリング・ギアのブレースを装着することで操舵応答性や安定性、乗り心地を高めた。また、アルミ素材のフットレストとスカッフ・プレートを新設定している。



先進装備がさらに進化

先進装備も充実している。デジタル・キーやパノラミックビュー・モニターの床下透過表示機能、ドライバー異常時対応システムを新たに導入。プリクラッシュ・セーフティやレーントレーシング・アシストの対応範囲拡大や、レーダー・クルーズコントロールのカーブ速度抑制機能も追加された。

インテリアでは12.3インチのタッチ式画面を全車に標準装備・スイッチ配置の最適化も行われている。また、充電用USBタイプCポート2個を新設。最新のマルチメディアシステムを導入することでOTAアップデートへの対応も実施された。



2.0リッター・ガソリンとハイブリッド

ラインナップは2.0リッター直4で前輪駆動の「UX200」と、前輪駆動のほかに4WDも選択できる2.0リッター直4+モーターを積むハイブリッドの「UX250h」の2タイプ。ボディ・カラーには陰影が際立つソニックイリジウムと、過去の特別仕様車の専用色だったソニッククロムの2色を追加した。

価格は400.3万〜545.7万円。



スポーティとシック、2つの特別仕様車

また今回の改良と同時に、スポーティ志向とシック志向の2種類の特別仕様車を設定した。

スポーティな「Fスポーツ・エモーショナル・エクスプローラー」はFスポーツをベースに、外装にブラックのルーフやドア・ミラー、18インチ専用ホイール、ボディ同色フェンダー・アーチを装着。内装に、専用のシートやステアリング・ホイールのアクセントやステッチ、さらにシートベルトにフレアレッドを採用している。価格は491.2万〜553.3万円。



レクサスのラグジュアリー志向をさらに高める

シックな仕立ての「グレイスフル・エクスプローラー」はバージョンCをベースに、エクステリアではフロント・グリルとホイール、ヘッドライトにシルバーのアクセントを加えるとともに、フェンダー・アーチをボディ同色化。インテリアはシートやトリム、ステッチの色を茶色系のモーヴとし、落ち着いた雰囲気を作り上げた。さらに、挟み込み防止と停止位置メモリーの各機能を備えるハンズフリーバックドアを装備した。なおFスポーツ・エモーショナル・エクスプローラー、グレイスフル・エクスプローラーともにベース・モデルではオプションの運転支援装置を標準装備にしている。価格は453.2万〜515.3万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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