2022.08.06

CARS

技術の日産が帰って来た 新機軸のパワートレインを搭載した新型エクストレイルが登場

日産エクストレイルがフルモデルチェンジ。2000年に初代が誕生して以来、現行型で4代目となる。歴代モデルの「タフギア」というテーマを継承しながら従来型より上質なモデルを目指した。また、エンジンを筆頭にパワートレインに新機軸を導入しているのも大きな注目点だ。

上質でワイルドなエクステリア

エクステリアはルーフの長いオーソドックなSUVスタイルだが、クロームのパーツを効果的に配しつつ、シャープなキャラクター・ラインを用いて前後フェンダーを強調するなど、上質さとワイルドさを上手にミックスさせたデザインになっている。



特徴的な2段式ヘッドライトを採用

フロントまわりにはVシェイプのグリルと、上段にポジション灯とウインカー、下段にメイン・ライトを配置した2段式のヘッドライト・ユニットを採用。テールライトのインナーレンズには切り子に着想を得た加工が施されている。全長4660×全幅1840×全高1720mm、ホイールベースは2705mmのボディ・サイズはほぼ先代と同じ。ホイールベースは同値だ。

インテリアはフローティング・タイプのセンター・コンソールを採用。メーターパネルとセンター画面の12.3インチディスプレイと10.8インチのヘッドアップディスプレイを用意した。

シートは3列配置を設定。2列目は先代より20mm長い260mmの前後スライドが可能で、リクライニング機構も備える。シート表皮はファブリックのほか、「テイラーフィット」と呼ばれる触感をソフト・レザーに近づけた独自開発素材を設定した。荷室の積載量はクラス・トップだという。



日産が初めて量産化した可変圧縮比エンジン

パワートレインには、日本初導入となる日産が初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジンの「VCターボ」を発電に用いるモーター駆動の「eパワー」を採用。ちなみに、北米市場などではエンジンのみのモデルもラインアップするが、日本仕様は駆動用モーターを備えたシリーズ・ハイブリッドのeパワーのみとなる。

1.5リッター直3ターボのエンジンは圧縮比を8:1〜14:1の間で変更させることができる。これは排気量が1.5〜2.8リッターに相当するという。出力は144ps/250Nm。駆動用モーターは、前輪用が204ps/330Nm、4輪駆動モデルに搭載される後輪用は136ps/195Nmを発生する。駆動力と制動力を緻密に制御する「e-4ORCE」を採用することで、多様な路面状況に対応した走りと、快適性を損なわない回生ブレーキの作動を実現している。



新しいプラットフォームで走りも改善

新しいプラットフォームを採用したことで、車体の剛性は先代比で40%アップ。サスペンションはフロントの剛性を55%、リアはスタビリティを10%、それぞれ向上させ、ステアリングは取り付け剛性を50%高めた。これらの改良によって、操縦安定性と乗り心地の改善を図った。

またプラットフォームを刷新したことで、遮音面の設計も一新。加えて、フロント・ドアに遮音ガラスを用いるとともに、エンジンの作動頻度を減らす制御を採用することで静粛性を高めている。

ラインナップは「S」「X」「G」の3タイプで、全グレードで1モーターの前輪駆動と2モーターの4WDが用意される。なお、3列7人乗りは「G」の4WDのみの設定となる。価格は319万8800〜449万9000円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

PICK UP



RELATED

PICK UP