2022.10.28

CARS

ホンダNSXの集大成、タイプSはナゼそんなに感動的なのか? モータージャーナリストの島下泰久とエンジン編集部員が乗って語ったNSX座談会!【前篇】

これが最後! ホンダNSXタイプS

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ホンダが2代目NSXの集大成と謳うタイプSは、一体どんなスーパー・スポーツカーとしてその役目を終えるのか? モータージャーナリストの島下泰久、エンジン編集部のムラカミとアライの3名が箱根を走り、和製スーパー・スポーツの「いま・ここ」を語りあった。今回はその前篇をお送りする。

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日本はたったの30台!

荒井 2022年12月をもって生産を終了する2代目ホンダNSXの最終仕様となるのが、今回試乗したタイプSです。世界限定350台、うち日本ではたった30台しか販売されないというレアな和製スーパー・スポーツとなります。

とてもしなやかな乗り心地のNSXタイプS。磁性流体を使ったマグネティック・ダンパーを改良し、ハンドリングと乗り心地の両方を向上したという。

島下 日本ではタイプSというのは馴染みが薄いんですけど、アメリカのアキュラ・ブランドでは、各モデルのトップ・スポーツ・グレードとしてタイプSを展開しています。スポーツ・セダンやSUVにもタイプSが設定されている。

村上 初代NSXにはタイプRがあったけれど、それがタイプSに変わったの?

島下 タイプRはどちらかというとサーキットに特化したモデルで、シビックにはまだタイプRがある。タイプSはそこまでカリカリではない。

荒井 とはいえ、タイプSは標準モデルに比べて顔つきがグッと精悍になった。リアの大型ディフューザーも見ただけで特別な感じがある。

村上 それにしてもこれで終わりだと思うと感慨深いものがあるよね。2代目NSXが出たのは2016年だった。

島下 6年前にはこのハードウェアの基本はすでにあった。いま、世間はようやくモーター駆動だなんて言っているけど、6年前にホンダはそれをやっていたわけです。

村上 うん。今日、これに乗って改めて日本車の底力を感じた。

オールド・ファッションな雰囲気のあるインテリア。

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