2023.05.19

CARS

走るチャットGPTか!? メルセデス・ベンツAクラスがマイナーチェンジ 電脳化が凄い!

メルセデス・ベンツAクラス

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2018年に上陸した4代目のメルセデス・ベンツAクラスがマイナーチェンジ。大磯プリンスホテルで開かれた試乗会に参加した。エンジン編集部の荒井がリポートする。

エンジンよりシャシーの方が速い

本誌長期リポート車として15年の日々を共に過ごしたメルセデス・ベンツ300TEを先月手放した。自動車雑誌編集部の門をくぐった30数年前、徳大寺有恒さんに「君ね、メルツェデスはエンジンよりシャシーの方が速いんだよ」と言われ、なんのこっちゃと思ったが、長い時間をメルセデス・ベンツと過ごしたいまは、巨匠の言葉が胸に染みている。

さて、Aクラスである。2018年に上陸した現行型がこのたびフェイスリフトを受けた。ラインナップとパワートレインは変わらない。1.3リッター直4ターボのA180、A180セダン、2リッター直4ディーゼル・ターボのA200d、A200dセダンの4種類である。

横長の液晶画面が特徴のコクピットは踏襲されている。「ハイメルセデス」の音声で目的地入力、音楽選択、空調などの各種調整ができる「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が最新バージョンに進化した。

フロント・グリルやボンネットに手が加えられたほか、新デザインのヘッドライトやテール・ライトが採用されたという。とはいえ、外観はそういう説明を受けてはじめてわかるほどで、大磯プリンスホテルの駐車場に並んだ新型Aクラスを見ても、変わったなあという感じはまったくしなかった。

オプションのAMGラインパッケージを選ぶと前後ともヘッドレスト一体型シートとなる。

インテリアの変更はもっと細かい。ナビゲーション・システムがSクラスなどに採用している最新世代になり、アダプティブ・ハイビーム・アシストを装備、「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」という音声入力システムがA200dとA200dセダンに標準装備、A180、A180セダンにオプション設定された。

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