「ミッドシップは、なんでそんなに偉いのか？」　シボレー・コルベット、アルピーヌA110、マセラティMC20　新世代ミッドシップ3台に乗って大激論！！【前篇】

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シボレー・コルベット、アルピーヌA110、マセラティMC20　新世代ミッドシップ3台に乗る

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ル・マン24時間、決勝直前企画！　マセラティMC20、シボレー・コルベット、アルピーヌA110GTという新世代のミッドシップ・スポーツに乗り、モータージャーナリストの渡辺敏史、エンジン編集部の荒井、ウエダの3人が、3台がミッドシップで登場した意味を激論した。今回は、その前篇をお送りする。

ミッドシップって、そんなに偉いの？

ワタナベ　今回はこの3台のスポーツカーを肴に、ああだこうだとくっちゃべろうというわけですが、この3台に共通する要素といえば皆さんおわかりですよね。

アライ　リア・ミッドシップ？

ワタナベ　そのとーり！

ウエダ　うわっ、児玉清ですか？

ワタナベ　田原総一朗だよ。今回はじゃんじゃん激論を交わして欲しいと編集長からオファーされているから、ビシビシいこうと思ってね。

ウエダ　そうですか……。朝までは勘弁してください。

6.2リッターV8OHVは最高出力502ps／6450rpm、最大トルク637Nm／5150rpmを発生、8段デュアルクラッチ・トランスミッションを介し、後輪を駆動する。

6.2リッターV8OHVは最高出力502ps／6450rpm、最大トルク637Nm／5150rpmを発生、8段デュアルクラッチ・トランスミッションを介し、後輪を駆動する。

アライ　今日もさ、コルベットに乗ってて思ったんだけどさ、ミッドシップってそんなに偉いかね。

ワタナベ　お、アライさんいきなり斬り込んだ。そういう放り込みでバンバンいきましょう。

ウエダ　今日の3台って、少なくともミッドシップのイメージが濃いわけではない。A110はオリジナルはRRですし、たとえばルノー・スポールスピダーなんかとは脳内で繋げることは出来るかもですが……。

ワタナベ　そこまで妄想するのはウエダくんくらいこじらせまくってないと無理だろうな。

アライ　コルベットはFRでもミッドシップだったわけじゃない。わざわざリアにミッション置いて重量配分を適正化してきたわけで。そのままでよかったんじゃないの？

ワタナベ　アライさん、実はコルベットの荷室にギターが積めなくなったことに不満を抱いてるんじゃないんですか？　ロックじゃねえなあと。

アライ　うむむ……。

ワタナベ　気持ちはお察ししますよ。僕も向こうから走ってくる姿をみて、なんか向き違うんじゃないのと思っちゃうもんなぁ、今だに。

3リッターV6ツインターボは最高出力630ps／7500rpm、最大トルク730Nm／3000～5750rpmを発生、8段デュアルクラッチ・トランスミッションを介し、後輪を駆動する。

3リッターV6ツインターボは最高出力630ps／7500rpm、最大トルク730Nm／3000～5750rpmを発生、8段デュアルクラッチ・トランスミッションを介し、後輪を駆動する。

ウエダ　マセラティもどちらかといえばFRのイメージですよね。

ワタナベ　うん、かなりFRだよね。市販モデルとしては70年代のボーラ＆メラク、00年代のMC12くらいかな。コンセプトカーやレーシングカーではあるにはあったけど。

アライ　となると、なぜこの三銘柄が示し合わせたようにミッドシップを選んだのか、というのが議題のポイントになると思うんだよね。

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