2023.06.11

CARS

これは軽のカレラ2だ! スーパーチャージャー、マニュアルの「スバル・ディアス・ワゴン」を買った自動車評論家の島下泰久さん 沼にハマる予感がする!!

スバル・ディアス・ワゴン・スーパーチャージャー

全ての画像を見る
汚いけど、磨けば光る!?

advertisement


ところが冒頭に書いたようにサンバーの中古車相場は去年辺りから急上昇しはじめてしまった。どうしようかと思案していたところ、群馬でMOTOR GARAGE HIDE OUTを営む友人であり、以前に披露したシトロエンBXの整備もしてくれている金子秀昭さんから「いい物件があるよ」と連絡が入った。聞けばエンジンが壊れてメタルを叩いている状態のSC+MTで、先方はタダで、といってくれているが、腐食しやすく当時のサンバーの弱点ともいえるフレームの状態は良いという。

フルキャブ構造でシャシーフレームを持ち、エンジンは車体後端に搭載。

一瞬悩むも、エンジン修理は金子さんが請け負ってくれるということで即決。4WDでこそなかったが、きっとサビを嫌って雪山に行くことはないだろうから、RRの“カレラ2”で納得したのである。

そうした経緯でやってきたディアス・ワゴンSC。以前は工務店で酷使されていたということで、実は外装の軽いキズやヘコミはともかく、内装の汚れは結構大変な状況だ。カーペットを全部剥がして交換し、シートも丸洗いの予定だが、そのほかの内装部品はフレームの錆びた中古車でも手に入れ、まるごと交換しようか、などと考えている。

後席を座面ごと床下に収納すると生まれる広大な荷室も魅力だが、室内は写真で見るより状態は良くなく、まずは大掃除から手を付ける予定。

そんなわけで目下、某オークション・サイトでのパーツ物色が日課に。ネットを徘徊するうちマフラー交換も試してみたい、荷室の凄まじい広さ、床の低さを活かしてeBikeを積んでキャンプもいいかな? などと妄想が広がってきて、まさに沼にハマりつつあるところだ。

しかも今回、撮影のために洗車をしたらクルマが見違えるようになり、走りも、数メートル移動させただけなのにコレいいクルマじゃない? と伝わるものがあって、さらに気持ちが盛り上がってきた。

ちょっと古いクルマは完璧を目指さなくていいのが心地良い。出費は抑えて手を動かし、盆栽のようにいいペースで楽しんでいくつもりだ。

▶「ちょっと古いクルマが面白い!」の記事をもっと見る


文=島下泰久 写真=山田真人 協力=MOTOR GARAGE HIDE OUT

サスペンションは前ストラット、後セミトレーリングアームの四輪独立懸架。

(ENGINE2023年7月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement