2023.10.19

CARS

「最後に買う純エンジン車のスポーツカーとして強く推奨したい! by 国沢光宏」 総合第16位は? 自動車評論家41人が選んだ「2023年いま買いたいクルマのランキング!」

雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。今年のテーマは原点に帰って僕たちクルマ好きの欲望を一番刺激するクルマ、愛することができるクルマは何かだ。41名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員、そして今年はEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員も加わって、2023年の今だからこそ買いたいと考える20台にポイントをつけて投票し、新車で買える注目の100台を選んだ。まずは2023年版のホット100に選ばれた上位20台をカウントダウン形式で発表する。第16位に選ばれたのは?

advertisement


第16位は、トヨタGRヤリス! 125pt

GRヤリスは「コンパクトでデザインがカッコ良く、3気筒エンジンなのにパワフルで気持ちよく走れる」(佐藤久実さん)世界的に見て絶滅危惧種の武闘派のスポーツモデルである。



多くの選者がそう考えているようで「ホモロゲート・スペシャルというエンスー小父さん感涙の肩書は世界的にもレア」(武田公実さん)。佐野弘宗さんも「デルタ・インテグラーレからセリカGT-FOUR、そしてWRXにランエボまで、中高年が憧れたラリー・エボ4WDの現代版」と絶賛する。

ハードについては新規開発高性能エンジンとして世界最後になるだろう1600cc・3気筒ターボと前後の駆動力配分をセレクト出来るフルタイム4WDの評価が高い。塩澤則浩さんは「モータースポーツ用の3気筒ユニットはこれだけでも涙モノ。あと高性能4WDシステム。採算度外視のトヨタの姿勢に拍手」と評する。「コンパクトなG16Eのパフォーマンス、4WDシステム。あらゆるモータースポーツに活躍できるクルマに今乗れることに感謝しかない」という日下部保雄さんの評価は納得。

「トヨタが本気で作った競技ベースマシーンであるGRヤリスを、さらにきめ細かく磨き上げたのがGRMNヤリスだと感じています。ボディー剛性や車の動きにびっくりさせられています」(EPC0333さん)という声も興味深い。現在日本では受注を停止するほどのバックオーダーを抱えている。最後に買う純エンジン車のスポーツカーとして強く推奨したいと思う。

トヨタGRヤリス
全長×全幅×全高=3995×1805×1455mm。ホイールベース=2560mm。車両重量=1280kg(RZ)。
4WDモデルは1.6リッター直3ターボを搭載、最高出力272ps/6500rpm、最大トルク370Nm/3000~4600rpmを
発生する。車両価格=265万円(FF)~456万円(4WD)。


文=国沢光宏 写真=柏田芳敬

トヨタGRヤリスには12人が投票!
塩澤則浩16pt+武田公実16pt+村山雄哉15pt+日下部保雄12pt+国沢光宏12pt+佐藤久実12pt+藤島知子10pt+大井貴之8pt+佐野弘宗8pt+斎藤聡4pt+渡辺敏史3pt+藤野太一1pt+EPC8pt

GRヤリスに投票した上位5名のジャーナリストの「マイホット20」はこちらでチェック!
◆「還暦オヤジのリアルなクルマ選び」 エンジンHOT100委員がいま本当に欲しいクルマ20台を選んだ! 還暦編集部員、塩澤則浩の第1位は?
◆EV回避、MT大歓迎! 自動車評論家の武田公実が「エンスー目線」で選んだ今欲しい20台がこれ!! 1位はドイツの特別な乗り味のあのクルマ!
◆まだ身銭を切る資金がないので夢ですが! エンジンHOT100委員がいま本当に欲しいクルマ20台を選んだ! 23歳最年少集部員、ムラヤマの第1位は?
◆「思い切って琴線に触れるクルマだけを選んだ!」 自動車評論家がいま本当に欲しいクルマ20台を選んだ! 日下部保雄の第1位は超意外なあのクルマ
◆「これが最後の純エンジン車選びのつもりで!」 モータージャーナリストがいま本当に欲しいクルマはこれ! 国沢光宏が選んだマイホット20 1位はドイツのポルシェのあのモデル

(ENGINE2023年9・10月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement