2023.10.31

CARS

「買うなら今、いつカタログモデルから落ちてもおかしくない! by 国沢光宏」 自然吸気フラット6+ミドシップの最後の砦 総合第4位はあのクルマ? 自動車評論家41人が選んだ「2023年いま買いたいクルマのランキング!」

第4位は、次は電気と噂されるあのクルマ

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雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。今年のテーマは原点に帰って僕たちクルマ好きの欲望を一番刺激するクルマ、愛することができるクルマは何かだ。41名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員、そして今年はEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員も加わって、2023年の今だからこそ買いたいと考える20台にポイントをつけて投票し、新車で買える注目の100台を選んだ。まずは2023年版のホット100に選ばれた上位20台をカウントダウン形式で発表する。第4位に選ばれたのは4気筒ターボに換装されたシリーズの中で、最後に残された自然吸気フラット6を搭載するあの希少モデルだ!

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第4位は、ポルシェ718ケイマンGTS4.0&GT4! 190pt


最後なのです! 次は電気なのです! と、NA6気筒エンジンに思い入れの深い方、私を含めたくさんいらっしゃいました。「まさかの新型自然吸気6気筒エンジンを搭載する718GTSの登場に、振れる袖あれば室内の使い勝手にも優れるケイマンとの2台持ちを熱望」とおっしゃる、981ボクスター・オーナーの飯田裕子さん。



「やはり水平対向6気筒がポルシェのデフォルト。アダプティブ・シリンダー・コントロールの環境テクノロジーを採用しつつトップエンドまで突き抜ける快感」と松田秀士さん。

ズバリ「自然吸気4リッター水平対向6気筒エンジン!!」と1102さん、「貢献度が低くても買える貴重な終の純ガソリン車」と鈴木文浩さん。まとめると、皆さんの真の思いは「このエンジン失くさないで」なんですよね。心の底から同意です。


また、コスパ最高という意見も多く、「ひと昔前までの911カレラのポジションは、価格的にいっても性能的にいっても、このケイマンGTSに取って代わられたと言っていいだろう」と村上編集長。

「どんな基準をもってしても現在買えるクルマの中で一番コストパフォーマンスが高いと思う」と国沢光宏さん。

併せて「もちろんマニュアルミッションを強く推奨」とのことですが「水平対向6気筒をマニュアルトランスミッションで楽しむのにうってつけ」と斎藤聡さん、「希少な、今でも購入できる左ハンドル・マニュアルシフト」と大川泰さん、他にもMTを強く推す人が多かったのも特徴です。


また、「GT4RSはちょっと過剰なので、ここが実はいい塩梅」と新井一樹さん、「RSも凄いけれど、クローズドコースに持ち込まなければトゥーマッチ」と石井昌道さん。

「サーキット派ならGT4やGT4RSを選んだほうがいいと思いますが、わたくしは街乗り重視のため、羽なし仕様を選びます」と藤野太一さんがおっしゃるように、トップエンド・モデルではなく、あえてGTS4.0が選ばれているのもユニーク・ポイント。

「気楽に乗ることもできますが、車との対話に没頭できます。街乗りもよし、スポーツ走行もよし」と武田浩一さん、「現時点で考えられるガソリン車の中で最も官能的なエンジン、かつ日常使いにおける快適性も犠牲になっていない」とmasa53さんがおっしゃるように、毎日付き合える相棒のような、幅広く使いやすい懐の深さも大きな魅力なんですよね。


結論としては、「速さ、俊敏性、スリル、堅牢さ、快適性、実用性、スタイル、所有欲、ブランド性すべてを高いレベルでバランスさせた、歴代ケイマン&ボクスターの完成形。絶対性能だけでなく、911以上に『ポルシェらしさ』が漂う心情的ポルシェの代表格」とおっしゃる藤原よしおさんの言葉が、皆さんの総意だと思います。

かく言う私も、眠れなくなるほど夢見る1台ですが「いつカタログモデルから落ちてもおかしくない状況。欲しいと思っている人は早めに動くこと」との国沢さんのアドバイス通り、欲しい方は大急ぎで駆け込むことを強くオススメ致します。この先歴史に残る名車であることは、間違いありませんから。

ポルシェ718ケイマンGTS4.0
一度は4気筒ターボで登場した718ケイマンGTSが、400ps/420Nmの4リッターフラット6を搭載するGTS4.0に改変されて再登場。さらにハイパフォーマンス版のGT4も追加された。7段PDKのほか、6段MTも選べる。全長×全幅×全高=4405×1801×1276mm。ホイールベース=2475mm。車両重量=1450kg。車両価格=1224万円(GTS4.0)~


文=竹岡圭

ポルシェ718ケイマンGTS4.0&GT4には10人が投票!

飯田裕子20pt+国沢光宏20pt+竹岡圭19pt+藤野太一19pt+石井昌道18pt+藤原よしお18pt+斎藤聡16pt+村上政16pt+新井一樹14pt+松田秀士9pt+EPC21pt

718ケイマンGTS4.0&GT4に投票した上位5名のジャーナリストの「マイホット20」はこちらでチェック!
◆1位はドイツのあのスポーツカー 自動車評論家がいま本当に欲しいクルマはこれ! 飯田裕子が選んだマイホット20
◆「これが最後の純エンジン車選びのつもりで!」 モータージャーナリストがいま本当に欲しいクルマはこれ! 国沢光宏が選んだマイホット20 1位はドイツのポルシェのあのモデル
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◆「ドライビングで幸せを感じられることが最優先!」いま自動車評論家が本当に欲しいクルマはこれ! 石井昌道が選んだマイホット20 1位はフランスのあのスポーツカー


(ENGINE2023年9・10月号)

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