2023.11.22

CARS

「古いものは乗りこなす難しさがあるから面白い」 ちょっと古いポルシェ、Gモデルのカレラ3.2に乗るのは元自転車レースのチャンピオン! 今は911で毎朝のように箱根を走っている!

元ロードレース全日本チャンピオンのオーナーとGモデル(930)の911カレラ3.2

全ての画像を見る
生き物みたい!

advertisement


そんな宮代さんがポルシェに乗るようになったのは、一本の電話がきっかけだった。

「アメリカに住んでいる弟がアルファ・ロメオ・モントリオールなんかを持ってるクルマ好きで、ある日“兄貴ちょっとボクスター試乗してみなよ、面白いよ”って電話があったんです。その後03年にマイチェンした986を試乗してみたら、これは面白い! とハマってしまいました」

その時に買ったボクスターは、今でもお気に入りだという。

「もう降りたくないって思うほど、すごく気に入ったんです。そこで毎朝、自転車でもボクスターでも走りにいっていたら、疲れて帯状疱疹が出てしまったくらいです(笑)」

その一方で、ボクスターの整備で行きつけのショップに出入りするうちに魅力を感じるようになったのが、Gモデルの911だった。

「前オーナーの佐藤君は筑波サーキットを走るために、近所に引っ越すほど走り込んでいたようですよ」という通り、走りに徹したモディファイが施されたコックピット。

「最初964に試乗した時はしっくりこなかったんですが、こちらに乗ったら何か背中から押されるような感じが面白いなと思ったんです」

そんな折、宮代さんの後輩で弱虫ペダル・サイクリング・チームのジェネラルマネージャーである佐藤成彦さんから、自身の911を手放したいという話が舞い込んだ。

「ずっと探していたところだったので、これも何かの縁だと譲ってもらいました。RUF CTRを目指して相当手を入れたそうですよ」

こうして6年ほど前に宮代さんの元にやってきたのが、ダークブルーに彩られたRUFルックの911だ。

「やっぱり自転車にも通じるダイレクト感が面白いですね。僕の時代のロードレーサーは鉄フレームにダブルレバーでシフトチェンジでした。今はダイヤモンド型のカーボンフレームで、ほぼ完成し尽くしている。でも自転車もそうなんですけど、古いものは乗りこなす難しさがあるから面白いんですよ。生き物みたいじゃないですか。イグニッションを回すと、アイドリングでその日の調子がわかるなんて(笑)」

915型5段ギア・ボックスを積む最後のモデルとなった1986年型の911カレラ。

すぐ近くに箱根、伊豆があるという恵まれた環境もあって、宮代さんは今も毎朝のように911やボクスターで走りを楽しんでいる。

「どっちかっていうと磨く時間あったらとにかく箱根を走ろうというタイプです。911は低速で走っていても空冷の音色が聞こえてきて、楽しめる。それはボクスターにはない世界ですね。シャシーもコントロールしやすく限界値は高い。こうなるともうちょっと古い……例えば69年の2リッターとか、356とかにそろそろ乗っても良いかな? と思うようになりました」

文=藤原よしお 写真=望月浩彦

◆ちょっと古いクルマのお勧め記事をもっと見る

▶「ポルシェのおすすめ記事」をもっと見る

(ENGINE2023年11月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement